今では常連となったTY氏。
最初は「つわもの」と呼ばれていた。
アラサー男子の彼は、バーボンをストレートで飲む。
MAXで一晩に10杯!
そして意外と平気そうにしているのだ。
まさに「つわもの」
今回は、そんな彼も好みのバーボン。
機械による大量生産を行わず、手造り・少量生産にこだわる蒸留所。
「ウイスキーは最高の原料を使って人の手で少量生産する」
というポリシーを守り続けている。
このボトルの最大の特徴は…
手造りの証しの「封蝋」
一本一本、手作業で、溶かしたワックスで封をしていく。
なので、ふたつと同じものが無い。
店にあるのはスタンダードな赤い封蝋(レッドトップ)
「ブラック・トップ」「ゴールド・トップ」もあったが、販売終了している。
この赤い封蝋はなかなかにインパクトがあって、店でもよく目立つ。
深く甘く香ばしい香り。
穀類やバニラのニュアンス。
とってもいい香り。
深く染み込むような甘み。
思いのほか柔らかい口当たり。
度数(45%)の割りには優しい印象。
鼻孔に抜ける香味も穏やかで、バーボンの荒々しさは影を潜めている。
調べて見ると、甘みの強い「冬小麦」を使用しているとのこと。
マイルドで繊細、女性的とのキャッチコピーが目に付く。
・・・・・
場面を選ばず、いろいろな飲み方が楽しめる。
それがウイスキーのいいところ、だが…
長い年月をかけて世に出てくるお酒。
ならばゆっくりじっくり味わいたい。
少量をゆっくりと、口の中で転がす。
五感を働かせ複雑な味や香りを探す。
豊かな余韻にどっぷりと浸る。
そのお酒が育まれる自然や背景にイマジネーションを働かせる。
「歴史を飲む」と言われるウイスキー。
人生を豊かにするパートナーとして長く付き合って行きたいものだ。
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