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K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。ときどき料理。

暑い夏、南米で生まれたカクテル『ダイキリ』

 K’s MENU Note

FILE 18

『Daiquiri』

 昨日の予告通り、今日はカクテル「ダイキリ」について書きます。

その前にカクテル全般について。

自分はカクテルも好きで、BARに行くと最初の一杯はカクテルを注文することが多いです。サイドカー、マンハッタン、ロブロイなどが好きです。興味を持ち始めたのは、店を始めてからなので、8~9年前。実際、自分で研究し始めたのはもう少し後です。いずれにせよ独学で、本やネットの情報を頼りに、試作・テイスティングを繰り返して、自分なりに納得できるものをお出ししています。

参考にした本はこの2冊。

新バーテンダーズマニュアル

新バーテンダーズマニュアル

 

 自分が使ったのは、前のバージョンです。

カクテルテクニック

カクテルテクニック

 

 この本がメインです。改訂版があるようです。

上田和男さんは、バーテンダー界の第一人者で、神的な存在の方だと思います。この本を読むと、上田さんのカクテルに対する情熱や愛情がひしひしと伝わってきます。そんな上田さんのカクテル作りのエッセンスの一部でも取り込めたら嬉しい限りです。リスペクトしているバーテンダーさんのひとりです。

 そして、「ダイキリ」の話。

  • ホワイトラム 3/4
  • ライムジュース 1/4
  • シュガーシロップ 1tsp

シェークして、カクテルグラスに注ぐ。

以上がスタンダードレシピ。お店でもこのレシピで提供してます。上田さんが「ベスト・バランス」と言われる、スピリッツ3:果汁1の配合。ギムレット」「ニューヨーク」「バカルディ」「スレッジハンマー」などのカクテルがこのタイプ。甘みを補うためにシュガーシロップ等を加えます。

ベースのお酒は「ラム」です。サトウキビが原料の蒸留酒で、昨日紹介した黒糖焼酎に通じるものがあります。カクテルに使う時は、無色透明のライトラムが一般的で、ウチの店は一番ポピュラーなバカルディのホワイトラムを使っています。

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ラムの産地はカリブ海の島々が中心で、「南国、熱帯、海、島」などのイメージが重なるお酒です。ラムを使ったカクテルでも、「モヒート、ピニャコラーダ、マイタイ」など、南国チックなものが有名ですね。

さて、ダイキリですが、そのラムにライム、シロップを加えてシェークします。

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このカクテルの誕生は、キューバダイキリ鉱山で、暑くてキツイ労働の合間に、キューバ特産のラムに、フレッシュライム、砂糖を混ぜて飲んだのが始まりらしい。疲れた身体にしみ渡ったでしょうね。その状況がとてもリアルに想像できる、そんなお酒であり、ダイキリというカクテルなのです。

カクテルにはこういったエピソードが多く存在します。そういった物語も含めての、1杯のカクテルだと思いますので、お客様にもそんなイメージが湧くような話をしてあげたいですね。美味しいカクテルを作れるように、今後も研鑽を続けていきます。