K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。ときどき料理。

薔薇色のひとときを。『フォア・ローゼズ ブラック』

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『FOUR ROSES

 

昨夜は漫画のようなシーンに出くわしました。そのお客様は50代半ば~後半の男性。帰り際、「眼鏡が無くなった」と言うので、ご本人とお連れの方、自分も含め探し回りました。結果は漫画などでよくあるパターンですので、あえて書きませんが。

そのお客様、ウイスキーが好きとのことで、バーボンを中心にかなりの量を飲まれました。全部紹介したいのですが、今回はその中から、ウチの店で人気のバーボン『フォア・ローゼズ ブラック』を紹介します。(写真は旧ラベル品です。このデザインのほうが好きです。)

 
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そういえば、ウイスキーを色々紹介してきましたが、バーボンは初めてでしたね。バーボンとは、極々簡単に言うと「主にアメリカ・ケンタッキー州で作られる、コーンを主原料としたウイスキーで、法律で結構細かく縛りがかけられています。

スコッチとの比較で言うと、

  • 原材料の違い(ピート含む)
  • 熟成の違い
  • 環境の違い

これは自分のとらえ方で、バーボンとスコッチの違いを捉えることで、それぞれの特性やその輪郭を明確にできると考えています。お客様に説明するときも、そのあたりを意識して伝えています。

もっとざっくりとした印象としては、これも自分のイメージなのですが、「スコッチはイギリスの紳士・淑女の上品で洗練されたイメージで、バーボンはアメリカの荒野、カウボーイや西部劇の荒々しいイメージ。」そんな印象がありますね。

 

詳細は徐々に書いて行きますが、今回は「環境の違い」について少しだけ触れておきます。

スコッチはイギリス・スコットランドの全土で作られるウイスキー。イギリスは島国ですし、山もあれば海もある。渓谷もあれば草原もある。標高の差も様々。小さい島々もたくさんある。そういった異なった自然環境の中で作られているので、蒸留所による味のバリエーションがとても広い。フレッシュでフルーティなもの、リッチで華やかな感じのもの、スモーキーでパンチの効いたものなど、多種多様。

一方のバーボンは、アメリカの内陸のケンタッキー州で作られています。自然環境の違いがスコッチのように大きくなく、前述の通り、法律での縛りがきついため、ブランドによる味の違いがスコッチほど大きくない。もちろん、それぞれの蒸留所の個性というものはありますが、スコッチに比べれば味の幅は狭いように感じます。

 

さて、今回のバーボンですが、一般的なフォア・ローゼズはイエローラベル。その上級品であるブラックラベル。価格は少々高くなりますが、味は断然おいしくなります。荒々しいイメージとは裏腹に、バーボンの中ではかなり優しい、まろやかで刺激の少ない味わいに仕上がっています。なので、多くのお客様から支持されています。


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左が現行品。こう見ると、現行品のほうが、洗練されてスタイリッシュな感じです。いずれにせよ、「黒」のラベルに「赤」の薔薇。絵になりますね。