最近、よく出るウイスキーがある。
それがこの「知多」
ハイボールでの注文が主流で、山崎や白州より出ている印象だ。
ウイスキーを簡単に分類すると…
そして、
- 「ひとつの蒸留所」で造られる「モルトウイスキー」を「シングルモルト」
- 数種類のモルトとグレーンをブレンドして造られるのが「ブレンデッドウイスキー」
- 「知多」はどちらでもなく「ひとつの蒸留所」で造られる「グレーンウイスキー」なので「シングルグレーンウイスキー」
「グレーンウイスキー」というのは、ブレンデッドを造るための素材であり、モルトを引き立てブレンデッドを支える役割というイメージが強い。
さて、シングルグレーンの知多は、どんな味わいなのか?
「グレーンウイスキー」は焼酎で言うところの「甲類」と同じイメージがあった。
よって味も香りも薄いと思ったが…
これはまったく違っていた。
想像以上に味わい深く、香味豊か。
「モルト」のような厚みや複雑さはないが、その分、軽やかですっきり。
それでいて旨みもしっかり。
「グレーン」のイメージが一変。
サントリーの技術力の高さか。
HPによると、3種類の原酒を造り分け、3種類の樽を使い分け…
ブレンドにも熟練の技がある。
加水してみる。
アルコール感の裏に隠れていた
「甘く香ばしいナッツの香り」
「熱いキャラメル風の香り」が立つ。
味も甘みがグッと増して深みが広がり、まろやかさも増す。
・・・・・
面白い発見のあるウイスキーだった。
HPによると「和の素材」との相性を意識しているとのこと。
奥が深そうな予感のする一本である。
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