ウチの店でシングルモルトを覚えたM氏。
日本酒党だが、時にモルトをチビチビ。
好みはコレ。
ハイランド地方とは、ざっくり言うとスコットランドの真ん中より北側の地域。
説明するときはこのくらいの方がイメージが湧きやすい。
そして、山や高原など自然が豊富な地域だ。(ある意味、田舎)
反対に南側はローランド地方。
グラスゴーやエジンバラなどの大都市があり、スコットランドの中心地。
(その分、ローランドでのウイスキー造りは廃れてしまった。)
蒸留所は北ハイランドの海沿いにある。
「ハイランドと沿岸モルトの特徴を併せ持つ」とも言われる。
残り少ないので、ちょっとだけ試飲。
ストレートで。
ハイランドらしく、クリーンで爽やかな味わい。
甘みもあるが、すっきりとした甘さ。
海沿いの立地から「潮のテイストを感じられる」とも言われるが…
この香味を探すのはなかなか困難。
また「蜜ろう様の香り」「カナブン臭」「樹液臭」などとも称されるが…
こちらも、正直、自分にはよく分からない。
「カナブンの匂い」なんて嗅いだことないし(苦笑)
ごく少量の加水。
フルーティ感が増して来る。
味、香りとも優しくしっとりとした印象に変化する。
・・・・・
重すぎず軽すぎず…
甘すぎず辛すぎず…
ちょうどいいバランスのモルト。
食後だけでなく、食前、食中でも楽しめると思う。
まさに、オールラウンドなウイスキー。
それがクライヌリッシュの良さであり、特徴だろう。
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