K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『天狗舞(石川)』豊かな自然が生み出す加賀の名酒。

本格焼酎が続いたが、今回は久しぶりに日本酒を紹介する。

春先に入れたが、最近やっと完売した。

ちょっと時間がかかってしまった。

なぜなら、日本酒党の常連さんがほとんど飲まなかったこと。

その人はあまり名前の知られていない銘柄を好んで飲む。

このブランドは、かなり有名なのだろう。

天狗舞」というと「山廃」が有名だが、今回は季節限定の純米大吟醸生酒。

使用米は特A地区の山田錦

精米歩合50%。

日本酒度+3、酸度1.4。

試飲してみる。

とてもフルーティなお酒。

商品説明には洋梨を思わせるの味」との表記。

その説明通り、果実を思わせる風味、フレッシュでジューシーな味わいが特徴。

味のふくらみはあるが、思ったより軽やか。

料理と合わせるのはどうかな?という印象だが、しつこさや重さは無い。

バランスが良く、後味もスッキリきれる。

天狗舞を造る車多(しゃた)酒造は、石川県白山市にある。

霊峰白山からの伏流水と、加賀平野の良質の米。

北陸の自然の恩恵を受けて造られてきた地の酒だ。

 

名前の由来。

蔵の周辺の豊かな森。

木の葉の擦れ合う音が、まるで天狗が舞う音のように聞こえたらしい。

そこから「天狗舞」の名が付けられたそうだ。

日本酒の蔵も大小さまざま。

有名な蔵から、あまり知られていない所まで、いろいろある。

なるべくバランスよく揃えたいものである。