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『DALWHINNIE 15』
今回はシングルモルトの紹介です。
このブログはシングルモルトの紹介がメインになる予定でしたが、気が付けば日本酒がメインで、次にバーボンや本格焼酎が多くなっています。シングルモルトはだいぶ影が薄くなってしまいました。
紹介するお酒はランダムに選んでますが、お客様からの注文があった時になるべく記事にしています。それだけシングルモルトは出ないってことですね。
ちょっと悲しい。
まだまだ努力不足です。
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そして昨夜は久しぶりにシングルモルトのオーダーがありました。
オーダーされたのは、30歳前後の女性。
一杯目から「たちばな(芋焼酎)お湯割り」のオーダーで、「もしかしてつわものかも?」という期待が…。
そして最後にオーダーして頂いたのがこちら。
聞くところによると、ウィスキーはほとんど飲まず、シングルモルトは初めてとのこと。
飲めるかどうか心配だったそうですが、大丈夫だった模様。
いきなり芋のお湯割りを飲む方なら、まあ大丈夫でしょう。
こういうチャレンジングな姿勢は好きですね。
ダルウィニーとは?
最も標高の高いところにある蒸留所のひとつで、政府の気象観測所も兼ねています。
「ダルウィニー」とはゲール語で「落ち合う場所」「集会所」という意味。
その昔、牛追いたちが南の市場へ旅立つ前に、北や西ハイランドから牛の群れをここに集めたと言われています。
テイスティングして見ます。
ストレートで。
以前飲んだ時の印象は、爽やかで軽く、クリーンな酒質というものでした。
今回飲んで見て、少し印象が変わりました。
思ったよりしっかりしたボディ。
草っぽい感じ、土っぽい感じがあります。
とんがった個性は無く、全体的にまとまっています。
ただ、加水するとイメージが一変。
クセが消えてフルーティさが増し、その後ろから紅茶様の風味が顔を出します。
酒質もライトになり、クリアで飲みやすい印象に変化しました。
好みもありますが、加水した方がこのお酒の良さが引き出される気がします。
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今回、ダルウィニーを注文されたお客様。
今度はぜひお一人でお越しください。
手取り足取りレクチャーいたします。
そして〇〇〇で「落ち合い」ましょう。
(冗談です)
本日もお読み頂き、ありがとうございます。