K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。ときどき料理。

『獺祭 純米大吟醸50』革新的な蔵がつくるスタンダードな一本。さて、その評価は?

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山口『獺祭  純米大吟醸

 

お正月が終わりましたが、早々にまた3連休。

さすがに皆さま、ここは大人しくしているところでしょうか。

ならば「成人の日」は以前の通り、1月15日で良いのでは?

飲み屋のマスターには、どっちにしろ関係ないですけどね(苦笑)

 

明日は天気が心配です。全国的にぐずつきそう。

自治体によっては「今日、成人式」のところもあるのでしょうか。

 

・・・・・

 

さて、飲み屋の営業ですが…。

これから3月の中頃までは暇な時期になります。

一年で一番寒い季節。人の動きも鈍くなるものです。

春の到来を待ちながら、店のクオリティを整える時期。

 

例年、このタイミングで普段できない仕事をします。

メニューを変えたり、大掃除をしたり、厨房の整理整頓、などなど…。

確定申告もありますけどね。

エネルギーを蓄えながら、次の変化を生み出す、そんな季節なのです。

 

そして、今回のお酒は…。

「獺祭 純米大吟醸50」

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「獺祭」について。

ある時期から話題になって、入手困難、価格高騰となった「獺祭」。

特徴はいくつかありますが…。

  • 最新鋭の機器を使った酒造り。
  • 絞らずに「遠心分離機」を使う。
  • 杜氏を廃止。社員で造る。
  • データを重視。酒造りをノウハウ化。
  • 純米大吟醸、高精白へのこだわり。

などでしょうか。

伝統的な日本酒造りを覆す、革新的な酒蔵です。

 

自分は正直、全く興味がありませんでした。

その理由は…。

  • 「2割3分」「3割7分」など、そこまで削る意味が分からない。
  • 自然の原理を利用して造るものなので、管理ができるとは思えない。
  • 燗に不向きな大吟醸だけでは、魅力を感じない。
  • 入手が困難で値段が高い。他にいくらでもおいしい酒はある。

ただここに来て、ブームが一段落したのか? 供給量が増えたのか?

簡単に入手できるようになり、価格も落ち着いて来ました。

お客様の反応も見たかったので、スタンダードな50%精米のものを仕入れました。

 

さて、テイスティングして見ましょう。

一言でいうと「特徴がつかまえづらいな~」という印象です。

 

立ち上がる吟醸香はそこそこ。

もっとフルーティーなのかな?と思いきや、そうでもない。

一瞬いちごを感じますが、ほのかに米の風味も感じる。

端麗ではないが、旨口というほどでもない。

切れは悪くないが、スパッと切れるという感じではない。

 

「これだ!」という特徴がイマイチ無いんですよね~。

それだけバランスが良い証拠なのでしょうか?

あくまで個人的な印象ですが…。

 

お店での売れ行きは、まあ「そこそこ」です。

「そこそこ」かぁ…。

 

・・・・・

 

今回は若干、先入観にとらわれていた気がします。

何も知らずに飲めば…。もっと違う評価になったのかも知れません。

そういう意味では、難しいですね。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。