正月が終わったが、早々にまた3連休。
さすがにここは大人しくしているところか。
ならば「成人の日」は以前の通り、1月15日で良いのでは?
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さて、飲み屋の営業。
これから3月の中頃までは暇になる。
一年で一番寒い季節。人の動きも鈍くなるもの。
春の到来を待ちながら、店のクオリティを整える時。
例年、このタイミングで普段できない仕事をしている。
エネルギーを蓄えながら、次の変化を生み出す、そんな季節なのである。
そして、今回のお酒は…
ある時期から話題になって、入手困難、価格高騰となった「獺祭」
特徴はいくつかあるが…
など。
伝統的な日本酒造りを覆す、革新的な酒蔵だ。
自分は正直、全く興味がなかった。
その理由は…
- 「2割3分」「3割7分」など、そこまで削る意味が分からない。
- 自然の原理を利用して造るものなので、機械で管理できるとは思えない。
- 燗に不向きな大吟醸だけでは、魅力を感じない。
- 入手が困難で値段が高い。他にいくらでもおいしい酒はある。
ただここに来て、ブームが一段落したのか? 供給量が増えたのか?
簡単に入手できるようになり、価格も落ち着いて来た。
お客様の反応も見たかったので、スタンダードな50%精米のものを入れてみた。
一言でいうと「特徴がつかまえづらいな~」という印象。
立ち上がる吟醸香はそこそこ。
もっとフルーティなのかな?と思いきや、そうでもない。
一瞬いちごを感じるが、ほのかに米の風味も感じる。
端麗ではないが、旨口というほどでもない。
切れは悪くないが、スパッと切れるという感じではない。
「これだ!」という特徴がイマイチ見つからない。
それだけバランスが良い証拠なのか?
あくまで個人的な印象だが…。
お店での売れ行きは、まぁ「そこそこ」
「そこそこ」かぁ…。
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今回は若干、先入観にとらわれていた気がする。
何も知らずに飲んだら…
もっと違う評価になったのかも知れないナ。
※現在は精米歩合45%に変更されている。
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