比較的のんびりとしたスタートになった平成30年。
新年会もほとんど無くて心配していたが…
1月25日の給料日を境に空気が一変。
2月最初の週末も予想以上に賑わった。
忙しいのは良いことなのだが…
もう少し平均的にならないものか。
ま、無理なのだ。
それが水商売というものだ。
分かってはいるが、それでもしんどい。老体に堪える。
いっそ「完全予約制」にしてしまおうか。
そして「1日〇組限り」にしてしまおうか。
そんなことを考えたりもするのだが…。
お客様がひとりだけ、なんて日もあるからなぁ(苦笑)
失礼。長々と愚痴と御託を並べてしまった(汗)
さて、今回紹介するのはこちら。
栃木県の蔵「せんきん」さんのブランド「羽水」の新酒。
純米の無濾過生原酒、おりがらみ。
使用米は山田錦。
精米は麹米40%、掛米50%。
日本酒度±0、酸度1.5。
精米だけ見ると「大吟醸クラス」なのか。
このお酒も残りわずか。
美しい白濁。きめの細かさが際立つ。
目に見える「おり」は無い。
なんとも美しい。
そして、こういうグラスに注ぐと「ギムレット」に見えるではないか。
穏やかな香り。優しい味わい。
酸を少し感じるが、全体的に柔らかい。
濁り系だが、ふんわりと軽快な酒質。すっきりとした印象。
果実様の香りを僅かに残しながら消えて行く。
無濾過生原酒、にごり系にありがちな、雑味の多さ、酒質の重さを感じさせない。
ラベルに書いてある通り、
「羽のように軽く、水のように透明…」
そんな形容がしっくりくるお酒である。
・・・・・
一口に「にごり系」と言っても、いろいろなタイプがある。
このお酒は、繊細さ、柔らかさ、軽快さにおいて、稀有の一本だ。