K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。ときどき料理。

『磐城 寿』東日本大震災から再起した「海の男酒」。 人々の縁や絆を感じるお酒です。

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山形『磐城 寿 純米酒

 

今日は3月11日。東日本大震災から丸7年が経ちました。

この日にぜひ紹介したいお酒があります。 

磐城 寿  純米酒 です。

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元々は福島県浪江町にあった「鈴木酒造店」。

東日本大震災で大きな被害を受けました。蔵が倒壊し、酒造りができない状態になったのですが、検査のために福島県の試験場に預けていた「酵母」が残っていたのです。

ここから再起の第一歩を踏み出します。

各地の蔵を回っていたところ、山形県長井市にある東洋酒造が、後継者がおらず酒造りを断念したと聞きます。そこでこの蔵を買い取り「鈴木酒造 長井蔵」として再起をはかることになります。

 

・・・・・

 

海に一番近い蔵として、代々酒造りを行ってきた鈴木酒造。

「海の男酒」として、地域に根付いていました。

蔵の想いがHPにありましたので引用します。

人とのご縁を興し、温め、繋げること。

東日本大震災を経験し、故郷と暮らしを失った私たちにとって

これは復興、そして文化承継に向けた命題です。

 

「磐城寿」と「一生幸福」という二つの祝い酒ブランドが、

「真の祝い酒」「歓び分かち合いの酒」となるよう、

人が集い、想いを伝える場づくりは勿論のこと、

長井と浪江の二つの故郷の次代への繋ぎ役として全うすることが

私たちが造る「酒」という力水に寄せる思いです。

 

 

テイスティングして見ます。

すっきりした中にも、米の旨みを感じる純米酒

程よい酸味。繊細な口当たり。

「海の男酒」からイメージする荒々しさは感じません。

とても優しい、味わいのあるお酒です。

ぬる燗にすると米の旨みが膨らみます。

熱燗にしても、味のバランスが崩れず美味しい。

燗にした方が、「海」を想像させますね。

どんな料理とも合いそう。

ちょっと早いが、来年の正月はこのお酒にしようかな。

「真の祝い酒」「歓び分かち合いの酒」として、家族と味わいたいものです。

 

日本酒党の常連さんの評価も…。

何の事前情報も無く飲んでもらったのですが、

「まっすぐで、男らしい力強さを感じる。

漁師さんが飲むような…。日本酒らしい日本酒。」

そんな感想を頂きました。

まさに「海の男酒」の真骨頂ですね!

 

・・・・・

 

自分にできることは「東北のお酒をお勧めすること」くらいですが、お酒の味わいだけではなく「蔵の想い」なども伝えて行きたいと考えています。

 

そして、一日も早い東北の復興を願っております。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。