最近、ウイスキーの価格が高騰している。
特に日本産の値上がりは顕著だ。
熟成に時間がかかるウイスキー。
当分、この状態は続くのだろう。
いや、もっとひどくなるのかも。
こんな時は、無理に日本のウイスキーを飲まなくてもいい。
個人的には米国の「バーボン」をおすすめしたい。
新樽を使うので、比較的早く熟成が進むバーボン。
一部、入手困難(=高値)な銘柄もあるが、相対的にお得だ。
試すには良い機会である。
さて、今回紹介するのは、そんなバーボンの中から1品。
ちぎった感じのラベルがカッコいい。
力強いBUFFALOの画が描かれている。
以前は「エンシェントエイジ」という名の蒸留所だった。
それが1999年に「バッファロートレース蒸留所」へ変更。
そのフラッグシップとして発売されたのがこちら。
8年以上熟成された樽を厳選し、ヴァッティングしている。
アルコール度数は45%。
穀類の深くていい香り。
香ばしい感じよりは、しっとりした落ち着いた香り。
ちょっとスコッチを彷彿させる。
滑らかでしっとりした甘み。
フィニッシュに鼻腔に抜ける香りがバーボンらしさを残す。
「BUFFALO」の荒々しさとは対照的に、とても円やかで落ち着いた味わい。
初心者にもおすすめしたい一本。
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ちなみに、蒸留所が建っているケンタッキー州リーズタウン。
かつて野生のBUFFALOの通り道(トレース)だったらしい。
ラベルのちぎった感じも「トレース」のイメージか?
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日本産とは一線を画す「バーボン」
甘みが強く、穀類の香りや香ばしさが特徴。
アルコール度数も50%前後のものが多く販売されている。
繊細というよりは荒々しい。
軽快というよりは重厚。
変化球というよりは直球。
良い意味で「米国らしい」お酒。
この機会に試してみては?
なお当方、米政府とも、バーボン製造者とも、何の利害関係も無い。
もちろん、忖度などしていない。
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