K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

日本酒(東北・関東)

『多満自慢(東京)』多摩の空気と水で醸す酒。

2020年の4月1日。 国の改正健康増進法、そして東京都の受動喫煙防止条例が全面的に施行された。 それにより全ての施設において原則屋内禁煙となった。 あれから2年が経ち…。 さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、東京都福生市にある石川酒造。 創業は1863…

『天寿(秋田)』この酒で百歳まで。なでしこ純米。

プロ野球の速報アプリはなかなかの優れものだ。 ほぼリアルタイムで一球ごとの速報が見られる。 慣れてくるとそれだけで映像が浮かんでくる。 しかし常連M氏はまだ不慣れなようで…。 さて、今回はこちらの日本酒。 造るのは、秋田県由利本荘市にある天寿酒造…

『乾坤一(宮城)』天と地を潤す一滴。

「値上げ」の波が止まらない。 この4月からも多くの商品やサービスが値上げされる。 長らくデフレに苦しんできた日本。 日銀が2%の物価目標を掲げてからもう何年経っただろう。 ようやく達成できそうだが… 今回の物価上昇は如何なものか? 原料不足に加え、…

『杉勇(山形)』鳥海山の麓で醸す伝統の酒造り。

常連M氏は料理に凝っていてる。 特に揚げ物をよく作るそうだ。 「今度アレ作って見たいんだよ。何だっけ?油で揚げてカリっとしてるヤツ…。」 「何でしょう?」 「アレだよ、アレ。ほら、チョリソーじゃなくて…。」 …さて? チョリソーに似た名前の揚げ物っ…

『山和(宮城)』1杯目よりも2杯目に旨い酒。

先日、梅がたくさん咲いている庭園?に行った。 3月も半ばなのに、まだ咲いてない樹もちらほら。 今年はちょっと遅いのかな。 それでもね。 種類もいろいろあってけっこう楽しめた。 ・・・・・ さて、今回紹介するお酒を造るのは、1896年創業の山和酒造店。…

『磐城壽(山形)』震災地と飲み手を繋ぐ酒となる。

私はアナログ世代だ。 子供が小さかった頃、世にデジカメは存在しなかった。 故に写真は全てフィルムカメラで撮っていた。 その大量の在庫がこちら。 この写真の山を、家のプリンター(スキャナー)で少しずつデジタル化している。 一部はすでに劣化している…

『山形正宗(山形)』美しい水田を守りたい。

冬から春へ。 季節が移っていく。 歳のせいだろうか? 近頃やけに自然の変化に心惹かれる。 さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、山形県天童市にある水戸部酒造。 ブランド名は「山形正宗」 創業は1898年。 全量「純米酒造り」の蔵だ。 奥羽山脈の伏流水を…

『東北泉(山形)』自然とこだわりが醸す酒。

最近こんな本を読んだ。 劇場アニメを小説化したらしい。 アニメには明るくないが新海誠の名は知っている。 だが特に意図があったわけではない。 「言の葉の庭」というタイトルと装丁の美しさに惹かれて買っただけだ。 さて、今回はこちらのお酒。 造るのは…

『大七(福島)』生酛造りの雄が醸す”ひやおろし”。

犬は他の犬を同じ犬だと認識しているのだろうか? ? ちょっと何言ってるか分からない!? いや、その、つまり… 散歩中に犬同士が出会った時 種類は違うが相手は同じ犬だと分かっているのか? ということ。 えっ?どうでもいいって!? 確かに(汗) ちょっ…

『隆(神奈川)』酒米の個性を楽しむ。

今年の正月休み。 一人暮らしをしている娘が帰ってきた。 どうやら4年近く勤めた会社を辞める(た?)らしい。 相談も無く、事後報告のようなカタチだが… まぁ、娘も25歳。 自分で考え、判断すべき年齢。 それでもね。親としては、いくつになっても子は子な…

『陸奥八仙(青森)』魚介類と好相性の”ISARIBI”。

オミクロン株が急拡大している。 日常を取り戻しつつあった矢先でのこの事態。 重症化はしにくいと言われているが、果たして…。 さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、青森県八戸市の八戸酒造。 mutsu8000.com 創業は1740年。 青森県産の米、酵母をメインに…

『鳳凰美田(栃木)』繊細な味わいの純米吟醸酒。

M氏語録。 私 「新メニューで焼き鳥やろうかな。」 M氏 「いいねぇ。家でも食べるよ、ニトリのやつ。」 私 「えっ!?ニトリって焼き鳥も売ってるの??」 M氏 「あるじゃん、あの…缶詰の…。」 私 「缶詰?? あぁ、”なとり”ね。ニトリって…お値段以上ですか…

『楯野川(山形)』全量「純米大吟醸」を醸す蔵元。

鳥はいかにも楽しそうに大空を飛び回る。 私 「あんな風に楽しく飛び回りたいですね。」 M氏 「人間がそう思ってるだけで、ホントは辛いのかもよ。」 そんな…(苦笑) でも鳥ってなぜ飛ぶのだろうか? さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、山形県酒田市に…

『ゆきの美人(秋田)』小さな蔵で醸される純米酒。

緊急事態宣言が解除され、普段の日常が戻りつつある。 そういえば去年の秋も感染者は少なかったな。 それが年末に向け大流行。 第3波となったのは記憶に新しい。 あれから間もなく1年。 今度はどうなる!? さて、今回はこちらの日本酒。 造るのは、秋田市に…

『鳳凰美田(栃木)』切れ味鋭い”剱”の如し。

今日は秋分の日。 散歩をしているとそこここに秋の訪れを感じる。 私にとっては”キンモクセイ””彼岸花”が二大巨頭。 これらの花を見かけると初秋を実感することになる。 それにしても彼岸花は毎年毎年見事に彼岸の時期に咲く。 「だから彼岸花だろ!」ってそ…

『伯楽星(宮城)』食を引き立てる「究極の食中酒」

菅総理が辞任を表明した。 党内の菅おろしに屈した形である。 さて、これで何かが変わるのだろうか? 今回はこちらのお酒を。 造るのは、宮城県大崎市にある新澤醸造店。 創業は1873年。 「愛宕の松」ブランドでも知られている。 震災を機に本社機能は大崎市…

『辻善兵衛(栃木)』酵母が生きている活性にごり酒。

オリンピックも終わり、世間様はお盆休み。 帰省する人も多い(だろう)。 で、大都市で広がったデルタ株が地方に拡散する(かも)。 あぁ、怖い。 いったいどうなる!? さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、栃木県真岡市にある辻善兵衛商店。 「櫻川」と…

『谷川岳(群馬)』日本100名山の伏流水仕込み。

この季節、散歩をしていると、よくツバメを見かける。 ツバメって(ツバメだけじゃないが…) 空を飛んでいる時、なんであんなに楽しそうなのだろう。 喜び溢れんばかりに飛び交っている。 いったい何を考えているのだろうか? さて、今回はこちらのお酒。 造…

『仙禽(栃木)』「クラシック」シリーズの定番酒。

「ネット民」という人種はおおよそ一般人には理解できない言葉を使う。 造るのは、栃木県さくら市にある(株)せんきん。 www.senkin.co.jp 過去の仙禽の記事。 kimama2016.hatenablog.jp 仙禽のクラシック・シリーズは「生もと仕込み」 ちなみに同モダン・…

『くどき上手(山形)』フルーティな香りと米の旨み。

最近、家内がよくコストコで大袋入りのロールパンを買って来る。 この大量のロールパンを買う感覚が私には分からん。 さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、山形県鶴岡市の亀の井酒造。 過去の「くどき上手」はこちら。 kimama2016.hatenablog.jp 今回の一…

『不動(千葉)』濃厚な重量級しぼりたて生原酒。

最近、家内が料理に「蓮根」をよく使う。 煮物はもちろんだが、 カレーにも入っていたりする。 しかもそこそこの大きさで。 知らずに食べた時は… 「なんだ、じゃがいもに火が通ってないじゃん!」 と思ったほどだ。 「蓮根カレー」ねぇ。 どうなのだろう? …

『廣戸川(福島)』穏やかな香りと滑らかな口当たり。

東日本大震災から10年が経過した。 毎年この時期には、東北地方のお酒を紹介している。 今年は福島のお酒を。 造るのは、福島県岩瀬郡天栄村にある松崎酒造。 「廣戸川」は地元を流れる「釈迦堂川」の旧名に由来する。 創業は1892年。 内陸部にある蔵だが、…

『墨廼江(宮城)』フレッシュな味わいが魅力。

緊急事態宣言が再度、延長された。 時短営業も継続だ。 会食のリスクが高いのは間違いない。 …と思うのだが…。 さて、今回はこちらの日本酒。 造るのは、宮城県石巻市にある墨廼江酒造。 過去の墨廼江は… kimama2016.hatenablog.jp kimama2016.hatenablog.jp…

『伯楽星(宮城)』目指すのは「究極の食中酒」

コロナが拡大してからめっきり来店が減ったO氏。 先日久しぶりにやって来た。 「大丈夫ですか?」との問い。 時計を見ると19時を過ぎている。 「大丈夫、じゃないです。お酒は7時までしか出せないので。」 「えっ?そうなの??」 「はい…。」 って、今さら…

『秩父錦(埼玉)』豊かな自然に育まれる純米酒。

最近、家内が「高カカオチョコレート」にハマっている。 で、お得だとか言って、コストコで巨大なヤツを買って来る。 「多すぎるだろ」と思うが、私もいただく。 以前試した「カカオ95%」は食べられたもんじゃなかったが… この「カカオ72%」はおいしく食べら…

『麓井(山形)』フレッシュな味わいの濁り生酒。

この所、あちらこちらで不祥事が起きている。 政界に財界、芸能界にスポーツ界…。 相撲界でもあったな。 みんなコロナでとち狂ったのか? にしても、何ですぐバレるような嘘をつくかね。 どうした?ニッポン!? さて、気を取り直して、今回のお酒を。 造る…

『出羽桜(山形)』「雄町」で仕込まれた芳醇な一本。

1月後半。 いつもの散歩道では多くの草木が枯れている。 しかし全てが朽ちているのではない。 来るべき春に備えて内部に力を溜めているのだ。 冬の草木からはそんな内なるエネルギーがひしひしと感じられる。 造るのは、山形県天童市にある出羽桜酒造。 www.…

『洌(山形)』澄み切った真冬の小川のような透明感。

近くの川辺を散歩しているといろいろな野鳥が目にとまる。 運がいいとシラサギやカワセミの捕食シーンに出会えたりする。 姿かたちが可愛いのはシジュウカラ。 ただ動きが速くて、衰えた動体視力では捕捉しにくい。 その点、セキレイはそこまで素早く動かな…

『乾坤一(宮城)』少量生産で丁寧に仕込まれた一本。

今日は「有馬」記念だ。 今年の競馬もいよいよフィナーレ。 私は穴党なので滅多に当たらない。 にしても、今年は惨憺たる成績だった。 さて、最後にひと花咲かせられるか!? 今回はこちらの日本酒を。 造るのは、宮城県の大沼酒造店。 「みちのくの小京都」…

『香取(千葉)』低精白、無濾過・無添加の純米酒。

千葉県というと日本酒のイメージはあまり湧かないが、それなりに酒蔵はある。 ただし名の知れた銘柄は多くない。 ウチの店でも初めて千葉の酒を入れた。 造るのは、香取郡神崎町にある寺田本家。 茨城県との県境、利根川沿いに建つ。 創業以来340年以上の歴…