開店当初から来ている常連のK氏。
近々引っ越されるとのこと。
「遠くじゃないといいが…」
聞いてみると、徒歩20分程の所に引っ越すらしい。
回数は減っても来てくれそうなので、ちょっと安心した。
そのK氏が最近好んで飲まれるのが…
芋焼酎の「なかむら」だ。
造るのは、鹿児島県霧島市にある(有)中村酒造場。
原料にこだわった、年3回出荷の限定品。
芋は、契約農家が有機栽培で育てた「黄金千貫」
麹米は、カルゲン農法により収穫された、無農薬栽培の「ヒノヒカリ」
仕込み水は「霧島連山の伏流水」
「河内製の白麹」による手造り甕仕込みで造られた一本。
ストレートだと、ピリッと刺激を感じる。
ちょっとしたクセもあり、何かトゲトゲした印象。
水割りにすると、今度は芋のテイストが弱まって物足りない。
ならばロックか。
氷が解けてくると、口当たりが優しくなる。
円やかで柔らかい芋の風味が広がる。
そして濃いめのお湯割りが一番ウマい。
まるでスイーツのような芋の甘みが包む。
全体的には白麹らしく、スッキリ軽め、ドライなテイスト。
・・・・・
このところ、芋や麦などの本格焼酎のオーダーが減っている。
ハイボールが流行りだした頃から落ちた。
私も芋焼酎派だったが、最近は飲む機会が少ない。
それでも「飲み会」時は芋ボトルが定番。
店でもボトルのオーダーは堅調だ。
単品注文が減っただけで、本格焼酎のニーズは健在なのだろう。
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