K’s MENU Note
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『Daiquiri』
昨日の予告通り、今日はカクテル「ダイキリ」について。
その前にカクテル全般のことを少々。
BARに行った時は、一杯目にカクテルを注文することが多いです。
サイドカー、マンハッタン、ロブロイ、などが好きです。
興味を持ち始めたのは10年ほど前。
自分で研究し始めたのはもう少し後。
本やネットの情報を頼りに試作を繰り返して、納得できるものを提供しています。
参考にした本はこの2冊。
自分が使ったのは、前のバージョンです。
この本がメインです。
改訂版があるようです。
上田和男さんは、バーテンダー界の第一人者で、リスペクトしている方のひとり。
この本を読むと、氏のカクテルに対する情熱や愛情がひしひしと伝わってきます。
そんな上田さんのカクテル作りのエッセンスの一部でも取り込めたら嬉しい限りです。
カクテル「ダイキリ」とは?
- ホワイトラム 3/4
- ライムジュース 1/4
- シュガーシロップ 1tsp
シェークして、カクテルグラスに注ぐ。
以上がスタンダードレシピ。
上田さんが「ベスト・バランス」と言われる、スピリッツ3:1果汁の配合。
「ギムレット」「ニューヨーク」「バカルディ」などのカクテルがこのタイプ。
甘みを補うためにシュガーシロップ等を加えます。
ベースのお酒は「ラム」です。
サトウキビが原料の蒸留酒で、昨日紹介した黒糖焼酎に通じるものがあります。
カクテルに使う時は、無色透明のライトラムが一般的。
ラムの産地はカリブ海の島々が中心。
「南国、熱帯、海、島」などのイメージが重なるお酒です。
カクテルも「モヒート、ピニャコラーダ、マイタイ」など、南国チックなものが有名です。
「ダイキリ」の誕生秘話。
暑くてキツイ労働の合間、
キューバ特産のラム、フレッシュライム、砂糖を混ぜて飲んだ。
それがこのカクテルの始まり。
疲れた身体にしみ渡ったでしょうね。
その状況がとてもリアルに頭に浮かびます。
カクテルにはこういったエピソードが多く存在します。
お客様にもそんなイメージが湧くような話をしてあげたいですね。
美味しいカクテルを作れるように、今後も研鑽を続けていきます。
本日もお読み頂き、ありがとうございます。