K’s MENU Note
『GLENFARCLAS 12』
最近Whiskyに凝っている20代のF君。
クセのないフルーティなものが好み。
アイラMaltにはまだハマっていないようだ。
これから、これから(笑)
今回はそんなF君も好んで飲んでいるスペイサイドMalt
「グレンファークラス12年」を紹介する。
グレンファークラスの特徴は、何といっても「Sherry樽熟成」。
「マッカランの好敵手」とも言われるMaltだ。
Sherry樽熟成のMaltとして、この2銘柄は双璧である。
残り少ないが、 せっかくなので(ちょっとだけ)味を見る。
ストレートで。
香りはSherry樽由来の甘い香りが広がる。
思ったよりも刺激を強く感じる。
アルコール感も強め。
ついでにマッカラン12年も(ちょこっと)。
こちらの香りは優しくて柔らかい印象。
ファークラスからは力強さ、マッカランからは上品さを感じた。
味も同様で、ファークラスは重厚で強い感じ。
Sherryの甘みも感じるが、それ以上に力強さと刺激の強さが際立っている。
マッカランは華やかで上品。
少量の加水をする。
するとファークラスは印象が一変。
ツンとくる刺激がすぅ~っと消え、優しい口当たりに変わっていく。
香りもアルコールの刺激がおさまり、洋梨を思わせる果実香が顔をのぞかせる。
逆にマッカランはもともと優しい味わいなので、加水による変化は少ない。
どちらが美味しいかというと、これは好みなので何とも言えない。
ただ「ファークラスの方が飲んでいて楽しい」。
加水による変化が楽しめるのはファークラスの方だと感じられた。
・・・・・
「緑の草の生い茂る谷間」のこと。
ラベルに描かれたスケッチ風の風景も素敵である。
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