今回は夏向きのカクテル。
ウォッカとグレープフルーツ、塩を組み合わせたカクテル。
もともとは英国で生まれたカクテルで「甲板員」の意味。
甲板の上で汗だくで、塩まみれになって働く姿から来ている。
英国海員たちのスラングとのこと。
当時の処方は…
- ジン(英国といえばジン)
- グレープフルーツ
- 塩ひとつまみ
シェークしてカクテルグラスに注ぐ。
これが米国に渡って人気を博す。
処方もカジュアルなものに変化。
それがこちら。
- ウォッカ
- グレープフルーツ
塩でスノースタイルにしたグラスに入れステア(分量はレシピによって様々)
「英で生まれて米で育つ」酒は多い。
「国」自体もそんな感じだ。
メニューとしては。
スノースタイル。
ロックグラスの方が一般的か。
ウチではロンググラスを使っている。
人気のカクテルだが、特に夏場にはオーダーが増える。
しかし…
いくら汗をかく夏と言えど、塩をぜんぶ摂取すると塩分の取り過ぎになる。
そこは自主規制でお願いしたい。
アレンジメニューとして
- 塩をつけない「Bull Dog」
- 塩を減らした「減塩Salty」
- 岩塩を使った「岩塩Salty」
なども作っていた。
「ウオッカ」とは?
ジンとほぼ同じ原料で造られる。
違いは…
- ジンはジュニパーベリーや香草などで香りを付ける。
- ウォッカは活性炭で濾過してクセを取り除く。
故にウォッカは無色透明、無味無臭。
色々なカクテルのベースとして使われる(樽ハイなるものも…)
ロックやショットという飲み方はしない(日本では)
しかし最近は香味が付けられた「フレーバード ウォッカ」も多く見られる。
いずれにせよ、カクテル作りには欠かせない素材である。
|