人的被害は免れたものの、醸造機器類は壊滅状態になった。
しかし傾いた仕込みタンクの「もろみ」は無事で、復興への一歩を踏み出せた。
その後、全国からの支援を受けて、翌年にはほぼ復旧、酒造りを再開。
震災から立ち上がった「墨廼江」
その想いを感じながら味わいたい。
今回の一本は「純米吟醸 中垂れ」
シンプルなラベルがカッコイイ。
精米歩合 50%、日本酒度+3、酸度 1.6。
宮城酵母使用。
香りと味が一番良い「中垂れ」部分のみを瓶詰。
まず酸と果実を感じる。
ジューシーでフレッシュ、ボディは厚いが重すぎることはない。
滑らかできめ細やか、透明感がありながら旨みもしっかり。
宮城の海を想像しながら飲んでいると、旨い刺身が食べたくなる。
・・・・・
話しは全く変わるが…
墨廼江酒造は今年の夏に訪れる予定の「石ノ森画廊館」のすぐ近く。
立ち寄りたい気もするが、酒蔵のホームページが無くて情報がいまいち。
見学はやってなさそうだが小売部門があるようだ。
ちょっと覗いてみたい。
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