K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『田倉』地元産の原料と湧水にこだわる手造り芋焼酎。

鹿児島県にある高良酒造の造る芋焼酎

この蔵の銘柄としては「八幡」の方が有名か。 

kimama2016.hatenablog.jp

 

厳選された新鮮な有機栽培」の芋と、米麹も有機栽培の合鴨米」を使用。

蔵の裏手にある飯倉山から湧き出る清水を、仕込み水や割り水に使っている。

徹底して「地産地消」にこだわる蔵だ。

 

そして蔵の焼酎はすべて、伝統的な「かめ仕込み」

手造りで1本1本丁寧に造られている。 

 

蒸留方法は「常圧蒸留」

麹は「白麹」を使用。

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ストレートで試飲。

香りは強めだが、クセが少なく上品。

口に含むと、とても優しい味わい。

包み込むようなほのかな甘みが感じられる。

雑味がなく、滑らかな口当たり。

アフターにほんのりとした芋の香りが抜けていく。

 

丁寧な造りを感じさせる、とても美味しい一本である。

 

水を少しづつ加えてみる。

味が徐々に広がって、柔らかい風味に。

水割りでも美味しく飲める。

ただ味わいが繊細なので、冷やし過ぎない方がいいだろう。

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焼酎の飲み方で、私の好みをひとつ紹介しよう。

「飲み方」と言うよりは「味わい方」

 

まずストレートで。

少量を口に含んで、舌の上で転がしてみる。

度数が強いので、ごく少量から試す。

 

その後、少しずつ加水していく。

飲みやすくなって、新たな風味も顔を出す。

最終的には 1 : 1 くらいまで加水。

これで度数は12~13度。日本酒よりちょっと低いくらい。

 

氷は入れない。

冷えすぎると角が立って円やかさが失われる。

甘みをはじめ、繊細な味わいが感じられなくなってしまう。

 

また、アルコールは体温に近い温度で吸収される。

常温に近いお酒は、程よく酔いが回るのだ。

(冷えすぎたお酒は、後で一気に酔いが来る)

 

・・・・・

 

これはシングルモルトに通ずる味わい方。

同じ蒸留酒で、ともに原料の風味が残る単式蒸留器での蒸留

合わないはずがないのである。

 

ただし純粋にお酒を味わう時に適するやり方だ。

会話を楽しみながら飲む時は、水割りやお湯割りがおすすめ。

TPOに応じて飲み方を変えるのが最良である。