飲み屋の営業は「水商売」と言われるように、まさに「水もの」
閑古鳥が鳴き続けていたかと思うと、突然混みだす。
来店が平均的ならスムーズに営業できるが、なぜか偏る。
昨夜は混む方の日。
前日の水曜日は僅かひとりだったのに…。
それが昨夜は週末並みの混雑。
雨の木曜で油断していたせいもあり、ボコボコに。
「前日に一組でもズレてくれれば…」
そうは問屋が卸さないのが飲み屋。
他のサービス業も似たり寄ったりか。
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さて、今日は季節の日本酒を紹介する。
福岡県「杜の蔵」が造るブランド「独楽蔵」のひやおろし。
使用米は福岡産、無農薬栽培の山田錦。
精米歩合60%。
日本酒+5.5、酸度1.7。
アルコール度数17度。
このお酒の特徴は「ふた夏越し」。つまり一年半熟成。
通常のひやおろしは「ひと夏越し」概ね半年熟成。
熟成で旨みの深まる山田錦となれば、期待も膨らむ。
日本酒の「熟成感」というのは、自分には少々分かりづらい。
印象としては、穏やかで落ち着きのある、しっかりした酒質。
これが熟成効果だと言われればそうかも知れない。
果実様の風味も感じる。
燗にしてみる。
40度超まで上げてしまうと、ちょっと飲みづらい。
人肌程度のぬる燗だと、円やかになって身体に染み入る味わい。
常温~ぬる燗がおすすめ。
もちろん冷でもOKだ。
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同世代の常連さんが飲んで一言。
「二年目の秋か…。なんか『三年目の浮気』みたいだね。」
上手い!頂きましょう。