今日はちょっと変わった日本酒を紹介する。
まずはスペックから。
日本酒度+5、酸度2.3。
アルコール度は16度。
山廃の純米酒。
蔵の中に生息する天然酵母の働きにより、自然に発酵させて造るお酒。
より自然に近い、昔ながらの造り方といえる。
ただ、味にバラつきは出ないのか?ちょっと気になる。
変わり種ポイント②「熟成酒」
BYとは「酒造年度」のこと。Brewery Yearの略。
そして7月1日から翌6月30日までを一年間としている。
23BY、平成23年の酒造年度に造られているので、約6年の熟成期間。
「熟成酒」には興味があるが、このお酒はさて、どうでしょう?
変わり種ポイント③「色と味」
「熟成」の効果なのか?
グラスに注ぐと、薄い褐色の液体だ。
味も独特。
まず「酸」を強く感じる。
その後、熟成香がふわっとたって、後から穏やかな甘みが追いかけてくる。
冷えていると尖った感じ。
温めすぎると、香りがきつくなる。
常温で円やかさが増し、人肌程度の燗で旨みを最高に感じた。
このお酒は料理と合わせることで、そのポテンシャルをより発揮できるだろう。
酸味が強いので、甘めで味の濃い料理がベストマッチ。
飲んでいて「豚の角煮」が食べたくなった。
「花巴」には以前出会っていた…。
以前、都内の日本酒ショットバーのような店で、花巴を飲んでいた。
今回の熟成酒とは異なり「水もと」という特殊な造り方をした花巴。
やっぱり酸っぱかった記憶がある。
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まだまだ知らないお酒がある。
こういうちょっと変わった主張の強いお酒は嫌いじゃない。
ただ、お店でのユーザーは限られる。
裏メニューにしておくか。