K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『あぶくま(福島)』「雄町」らしさを感じて見たい。

めっきり寒くなった。

寒くなると人の動きも鈍くなる。

雨の日も多くて、今月はかなり苦戦を強いられた。

週末はすこし予約があるので、ちょっとだけ期待。

 

さて、今回は福島のお酒。

f:id:kimama2016:20171025235135j:plain

使用米は岡山県産「雄町」100%。精米50%。

日本酒度±0、酸度1.6。

 

「あぶくま」という名は当然「阿武隈川」から。

東北地方では「北上川」に次ぎ長い川。

そういえば「北上川」から命名されたのは「日高見」だった。

kimama2016.hatenablog.jp

穏やか米の香りと、微かな吟香が立つ。

すっきりしているが、じんわりとした旨みもある。

冷で飲むとちょっと硬い。

温めると、ぬる燗ではすこし刺激を感じた。

常温~人肌が一番まろやかで美味しかった。

f:id:kimama2016:20171026001026j:plain

ところで、原料米として使われている「雄町」

その特徴はどこにあるのか?

 

「雄町」は江戸時代末期に発見された、日本最古の原生種。

大粒で心白が球状なので酒造りに適し山田錦」「五百万石」のルーツでもある。

背丈が高くて倒れやすく、病害虫にも弱いことから、一時は生産が激減。

それでも、近年では生産が回復傾向。

岡山県産が90%以上を占める。

 

味わいの特徴は…

・ふくよかで丸みのある旨みとコク

・甘みと酸味の調和

・熟成することで旨みが増す…など。

 

今回は「雄町」の特徴を把握しようと思い、店にあった

「千峰天青 純米吟醸 雄町」

「みむろ杉 純米吟醸 山田錦

を合わせて試飲。

 

そして感じたのは…

「雄町」は濃厚で力強く、しっかりした味わいと酒質を感じる。

山田錦」のほうが、繊細で柔らかい、ライトな印象があった。

形容すると、雄町は男性的で、山田錦は女性的なテイストのイメージ。

 

なるほど。雄町らしさが少し分かった気がする。

どちらが美味しいかは好みだが、一般的には「山田錦」の方が好まれそうだ。