K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。ときどき料理。

『スモーク ヘッド』中身は非公開ですが、あの有名なアイラモルトと言われています。

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『SMOKE HEAD』

 

先日「アードベッカー (=アードベッグ・マニア)」が来店されました。

男性5人。ソーダ割りで合計19杯。

単品のシングルモルトがこんなに出たのは初めてです。

 

アードベッグ」の記事は以前書きました。

kimama2016.hatenablog.jp

 

ですので、今回は「アードベッグ」と関連の深いアイラモルトを紹介します。

「スモークヘッド」です。

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スコッチについて、少々。

スコットランドで造られるウイスキーのこと。

さて、各蒸留所で蒸留されたウイスキーの原酒は、どんな道を歩むのか?

  1. その蒸留所で熟成して、蒸留所の名前で出荷される。シングルモルト(オフィシャル)と言われます。
  2. 熟成業者が原酒を買ってきて、熟成します。出荷するときは蒸留所の名前を出す場合と、出さない場合があります。シングルモルトボトラーズ)です。
  3. ブレンド業者が色々な原酒を買ってきて、ブレンド。自社のブレンデッド・ウイスキーとして出荷。

おおむねこの3つでしょう。

そしてこれらがスコッチにより深い魅力を与えているのです。

 

「スモークヘッド」はどんなお酒か?

上記のパターンでは、2番にあたります。

熟成業者は、イアン・マックロード(マクラウド)社。

そして蒸留所の名前を出さず、非公開にしています。

でも恐らく中身は「アードベッグ」だろうと言われています。

 

そして、特徴的なのはボトルデザイン。

ラベルの内側に文字が描かれていて、お酒が入っている状態だと拡大されて見えます。

なかなか斬新なデザインですね。

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テイスティングして見ます。

せっかくなので「アードベッグ」と飲み比べを。

まずは香りから。

【ア】

相変わらずのピート香。ドライで軽めの香り。

甘い香りも感じます。

【ス】

アに比べると、もっとずっしり来る香り。

熟成した重厚な香りを感じます。

焼けたゴム感もこちらの方が強い。

 

続いて味を見ます。ストレートで。

【ア】 

ピリッと来るアタック。アイラっぽいドライさがあります。

鼻腔に感じるスモーキーな含み香。長い余韻。

繊細でデリケート、キメが細かく滑らか。

【ス】

口に含むと円やかな甘み、ドライフルーツやナッツのようなニュアンス。

含み香はスモーキー。余韻もあり。

リッチで濃厚。ジューシーで厚いボディ。

 

全体的な印象は?

アードベッグの方が「アイラモルト」らしいドライで乾いた感じがあります。

より繊細で複雑な味わい。

スモークヘッドは、もっと濃厚で膨らみがあります。

ある意味「アイラモルト」らしくない、リッチでジューシーな印象もあります。

 

・・・・・

 

どちらが美味しいか? と言われると、どちらもおいしい。

ただ「スモークヘッド」は中身を詮索せずに、

「スモークヘッド」というウイスキーとして飲んだ方がいいと思います。

 

飲み比べた結果…。

「比較してもあまり意味は無い。」

そんな結論に達しました。

 

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左がスモークヘッド。

アードベッグの方が無色透明に近い。

スモークヘッドの方が、やや褐色がかっています。

 

・・・・・

 

奥深いスコッチの世界。

次はどんなお酒に出会えるのでしょうか?

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。