K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『秀よし(秋田)』”どぶろく”を思わせるにごり感。

GWが明けて急に寒くなった。

そして天気は荒模様。

タンスにしまい込んだアウターを引っ張り出して…

夜は思わず熱燗をチビチビ。

東京で5月に最高気温が15度を下回るのは10年振りとのこと。

「10年振り」か…。

 

そんなに珍しくもないな。

「観測史上初」とか「何十年振り」なんて話をたびたび聞かされてるからな。

(2日連続で15度を下回ったのは25年振りだそう)

 

さて、こんな時は日本酒ということで、

甘酒のような日本酒を紹介する。 

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「えいひれ」を仕入れに行ったお店で偶然見つけて購入した。

「にごり系」のお酒はマニアがいるのでよく入れるが…。

これはまた一段とスゴい。

どぶろくか?」と思うほどの白濁感。 

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 一升瓶の半分以上がにごり成分。

無色透明の部分はほとんど無し。

どんなお酒なのか?

 

造りは「純米原酒」で「生貯蔵」。瓶燗による火入れをしている。

使用米は、秋田県産の「めんこいな」

精米歩合65%。

日本酒度-15。酸度2.0。

アルコール度17度。

粗いザルで濾して上槽したあと、少しずつミキサーにかけるらしい。

そうやって粒の大きいオリをすり潰すのだとか。

これが「練り上げ」の所以だろう。 

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甘酒のような香りがする。

冷酒グラスに注ぐと、まるで「飲むヨーグルト」のようなドロッと感。

グラスを傾けても粘度が高くて、ゆっくりと口に落ちていく。

「飲む」というより「すする?」イメージ。

 

オリは確かに滑らかだ。

甘酒のように粒々した感じはない。

細かい粒子が舌の上でちょっとざらつく程度。

 

味も甘酒のように甘くはない。

-15の日本酒度ながら、高めの酸がうまく味を引き締めている。

 

濃厚だが、見た目ほど飲みづらくはない。

ただ…、好き嫌いは分かれそう。

[大好き 2 : 8 苦手] くらいか。

 

自分はというと…

 

 

……普通のお酒がいいナ(苦笑)

 

 

・・・・・

 

しかし、いろいろなお酒があるものだ。

好きか嫌いかは別として…

知らないお酒や新しい味に出会えるのはうれしいものである。