昨夜はまた台風。
時間を追うごとに雨風が強まる。
当然、お客様は来ない。
下界の荒天に反して、お店の中は無風状態だ。
年に数回ある「ノーゲスト」ってヤツ。
略して「ノゲ」
釣りなら「ボウズ」
麻雀なら「ヤキトリ」
野球なら「…タコ」
言い方はいろいろあれど、要はドボンということだ。
まぁ、こんな日もある。
気を取り直してウイスキーでもチビチビやるか。
もちろん、試飲ね。
蒸留所はグラスゴーのほど近く、ローランドとの境界にある。
創業は1833年。
2003年にはボトラーズの「IAN MACREDD & CO LTD」が買収し、現在に至る。
グレンゴインの特徴は、麦芽を乾燥させる際にピートを全く炊き込まないこと。
麦芽のフレーバーを純粋に追及する。
今回は10年もの。
アルコール度数は40%。
ストレートで。
モルトの後ろにフルーティな香りがある。
柑橘系や林檎様の香り。
ドライフルーツのような甘い香りも。
フワッとした軽い味わい。
スコッチ特有の重さは感じない。
スムーズで滑らか。
雪のように溶けて消えていく印象だ。
加水する。
口当たりはよりスムースになるが、大きな変化は無い。
おいしいウイスキーには違いないが、やや面白みに欠ける。
シングルモルトとしては、もう少しとんがった所がある方が好きだ。
・・・・・
「ノーゲスト」
年に何回あるのだろうか?
ちゃんと数えたことはないが…
5~6回あるかな。
致し方ないが、できれば避けたい。
暇すぎる。
飲みすぎる。
ギガ数が減りすぎる。
※ボトルが変わった。
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