K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『グレンゴイン10年』純粋に麦芽のフレーバーを追求。

昨夜はまた台風。

時間を追うごとに雨風が強まる。

当然、お客様は来ない。

下界の荒天に反して、お店の中は無風状態だ。

 

年に数回ある「ノーゲスト」ってヤツ。

略して「ノゲ」

釣りなら「ボウズ」

麻雀なら「ヤキトリ」

野球なら「…タコ」

言い方はいろいろあれど、要はドボンということだ。

 

まぁ、こんな日もある。

気を取り直してウイスキーでもチビチビやるか。

もちろん、試飲ね。

f:id:kimama2016:20210113082931j:plain

ハイランドモルトグレンゴイン10年」

蒸留所はグラスゴーのほど近く、ローランドとの境界にある。

f:id:kimama2016:20190903100646j:plain

創業は1833年

2003年にはボトラーズの「IAN MACREDD & CO LTD」が買収し、現在に至る。

 

グレンゴインの特徴は、麦芽を乾燥させる際にピートを全く炊き込まないこと。

麦芽のフレーバーを純粋に追及する。

今回は10年もの。

アルコール度数は40%。

f:id:kimama2016:20210113082822j:plain

ストレートで。

モルトの後ろにフルーティな香りがある。

柑橘系や林檎様の香り。

ドライフルーツのような甘い香りも。

 

フワッとした軽い味わい。

スコッチ特有の重さは感じない。

スムーズで滑らか。

雪のように溶けて消えていく印象だ。

 

加水する。

口当たりはよりスムースになるが、大きな変化は無い。

おいしいウイスキーには違いないが、やや面白みに欠ける。

シングルモルトとしては、もう少しとんがった所がある方が好きだ。

f:id:kimama2016:20210113082853j:plain

・・・・・

「ノーゲスト」

年に何回あるのだろうか?

ちゃんと数えたことはないが…

5~6回あるかな。

致し方ないが、できれば避けたい。

暇すぎる。

飲みすぎる。

ギガ数が減りすぎる。

 

※ボトルが変わった。