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シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『凌駕(新潟)』雪深い米どころで醸される特別純米。

お正月の風物詩とも言える箱根駅伝が終わった。

青山学院大学の5連覇を、東海大学が阻んで初優勝。

母校の東洋大学は、往路では優勝したものの復路で逆転されて総合3位。

前年と同じようなパターンで、総合優勝を逃した。

 

この結果をどう見るか?

「頑張った」とも思うし「物足りない」とも感じる。

層の薄さなのか?

決定力不足なのか?

戦略の問題か?

いずれにせよ、何かが足りない。

 

そんな中、8区を走った1年生鈴木宗孝君

苦しい展開の中で、よく区間3位で走り切ったと思う。

その他にも多くの選手が来年も残るので、その成長に期待したい。

 

そして来年は青山学院大学東海大学凌駕して、総合優勝を手に入れよう!

 

(凌駕する=他を追い抜いて、その上に出ること。)

 

「凌駕 特別純米 無濾過びん火入れ」

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造るのは、新潟県十日町市にある「松乃井酒造場」

信濃川のやわらかい伏流水を仕込み水に使っている。

 

使用米は「たかね錦」

精米55%。

日本酒度+4、酸度1.6。

無濾過の純米酒を生詰めして、瓶燗火入れした一本。

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優しい米の香り。

純米酒にしては、かなりフルーティな印象。

ジューシーだが、飲み口はとてもスムーズ。

旨みがじわっと広がって、後味は軽快。

全体的に米のテイストが強く余韻も米感に浸れる一本。

 

軽く温める。

米の香りをより強く感じる。

人肌くらいだと、それぞれの味を構成する要素が目立たなくなる。

輪郭がぼやけて、なんとも言えない優しい味わいに。

 

ぬる燗までは米の旨みをしっかり感じられる。

それ以上温めると、やや、口当たりがきつくなる気がする。

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米どころ、新潟のお酒。飲んでいて安心感がある。

いわゆる「淡麗辛口」というのはあまり好まないが…。

このお酒は米の旨みを十分に感じながら、すっきりと綺麗に仕上がっている印象だ。

 

・・・・・

 

私が「凌駕」したいのは…。

何だろう?パッと思いつかない。

そんな野心はとうの昔に捨ててしまった。

 

一人一人違うんだから、一番にならなくてもいい。

自分の花を咲かせることに、一生懸命になればいい。

もっともっと特別なオンリーワンを目指すのだ。

 

…で?