私はモノを捨てられない人間だ。
「いつか使う」と思い、とって置く。
そしてスペースがどんどん狭まる。
溢れたモノを、ついついダイニングテーブルの上に置く。
当然「片付けろ」と言われる。
しかし、片付ける場所が無いのだ。
空きスペースを見つけ「ここを使っていいか?」と聞く。
「ダメだ」と言われる。
「何故か?」と聞く。
場所があると結局モノで溢れることになる。
「だからスペースは与えない」と言われる。
フムフム。なるほど。
妙に納得してしまった。
この感じは…
そう。
パスを出したいがスペースが無い、MFのもどかしさ。
家内の言動は、スペースを作らせないDFの好プレー、といったところか。
しかし…
納得していいのか?
ここは…
針の穴を通す、正確無比なキラーパスが必要だ!
・・・・・
と、長々と前置きをしておいて今回は「針」を意味するカクテル。
【スタンダードな処方】
- Brandy 45ml
- Peppermint White 15ml
シェークしてカクテルグラスに注ぐ。
使うのはこちら。
いたってシンプルな処方。
だが、このペパーミントがくせ者。
とにかく主張が強い。
口の中がスースーする。
私は苦手だ。
そこで以下の通り。
- Brandy 45ml
- Peppermint White 5ml
9 : 1 までペパーミントを減らした、超絶ドライ処方で作っている。
ブランデーが9割なので、そのテイストをしっかり感じる。
ペパーミントのスースー感はだいぶ和らぐが、それでもまだ残る。
そもそも…
ペパーミントは、ブランデーには合わないのではないか?
ふたつのお酒が融合して、さらに美味しくなると言うより…
美味しいブランデーの味わいを阻害している気がするのだが。
とにかくミントの主張が強すぎる。
ブランデーが主役なのに、まるで自分が主人公のような顔をしている。
主役に寄り添い、支え、良さを引き出すような相手との組み合わせが望ましい。
家内のことではないので念のため。
これは完全に個人的嗜好である。
「私の好みではない」と書けば、それで済む気もするのだが。
・・・・・
さて、スティンガーの如く、針の穴を通すキラーパスは出るのか?
家内のディフェンスが勝るのか?
白熱の攻防は続くのである。
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