早いもので2月も終わり。
前半は閑散としていたが、中頃からちょっと混んできた。
確定申告やら、営業許可の更新やら…。
いろいろ重なって、意外にバタバタした。
さて、今回は久しぶりにシングルモルト。
スペイサイドの「クラガンモア12年」
1869年、マッカランやグレンリベットの所長も務めたジョン・スミス氏によって設立。
特徴として…
・鉄道の利点を活かすために、意図的に線路脇に建てられた最初の蒸留所。
専用の支線が所内に引き込まれた。
・上部が平たんで、非常に小さいポットスティル(蒸留器)を採用。
蒸気中の不純物がローワインに戻され再凝縮する「リフラックス」を可能にしたとか。
・ブレンダーに人気のモルト。
「オールドパー」のキーモルトで、1920年代にはブレンディングモルト として最高の地位を獲得。
・「クラガン・モール」に由来。
名前は蒸留所の建設に使われた緑色岩の産地「クラガン・モール」という丘に由来。
まず香り。
とても繊細でデリケート、複雑な香り。
フレッシュフルーツや蜂蜜のニュアンス。
全体的に穏やかな優しい香り。
だが、若干の焼けたゴム香も。
次に味。
フレッシュな林檎や洋ナシの印象。
ドライフルーツのような深い甘み。
味わいも穏やかで優しい。
アフターはメイプルシュガーの余韻。
少量の加水。
ジューシーな果実感が増す。
ただ繊細な味わいなので、加水しない方が良いかな。
華やかさや主張は控えめだが…
じっくり付き合うとその奥深い味わいに魅了されそうな予感…。
店にあるのは旧ボトル。
アルコール度数43%。
最近のものは40%だ。
・・・・・
さて、2月もあと3日。
ラストをしっかり締めて、3月を迎えたいと思う。
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