K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『誠鏡(広島)』雄町米にこだわる酒蔵。

先日、ディープインパクトが急死した。

GⅠを7勝して無双の強さを誇った現役時代もさることながら、

種牡馬になってからの活躍には目を見張るものがあった。

「飛ぶように走る」とも言われたディープ。

その生涯をまさに飛ぶように駆け抜けていった。

次世代の活躍に期待するとともに、ディープのご冥福をお祈りします。

 

今回は前回に続き、低精白の日本酒を。

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造るのは「安芸の小京都」広島県竹原市にある中尾酒造場。

創業は1871年

広島県産の「雄町米」にこだわる蔵だ。

雄町は岡山県で生まれ、広島県に伝わった酒米

山田錦や五百万石のルーツになる米だが、野生種のため病弱で、一時生産量が激減する。

近年では多くの酒蔵の努力もあり、生産が回復してきている。

 

個人的なイメージだが…。

華やかな「山田錦

すっきりした「五百万石」

無骨な味わいの「雄町」

 

今回はそんな雄町の個性を引き出すため、80%の低精白で醸したお酒。

日本酒度+3、無濾過の純米生原酒だ。

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濃厚。厚いボディ。

甘めに感じるが後味は軽快で、飲み飽きすることはない。

精米80%で無濾過の原酒だが、雑味を感じさせない綺麗な仕上がり。

さて、雄町米の個性はと言うと…。

十分に感じる前に売り切れてしまった。

無念…。

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私もディープのように飛ぶように速く走りたい。

しかし私が飛ぶのは麻雀くらいなものだ(苦笑)。