10月になった。
消費税が10%になった。
小さい店ながら、メニュー変更などでバタバタした。
大きい店は大変だったであろう。
小売や量販店はもっと大変だったと思う。
苦労するのはいつも現場だ。
増税を決めた人たちは、その間、何をしていたのか？
企業の上の人たちは、現場に指示を出しただけなのか？
私は汗をかかない人を信用しない。
現場を知らない人を信じない。
だから政治家も会社の偉い人も信じていない。
現場にしか答えは無いと思っている。
…おっと、失礼。
酒ブログでまた戯言を書いてしまった。
とにかく、酒の税率が上がった。
ウイスキーの品薄も続く。
ますます買いづらくなったナ、と思いつつ…。
今回はこちら。
ブレンデッドスコッチとして有名なシーバスリーガルの18年もの。
シーバス社は1801年に高級食料品店として創業。
1900年代にスペイサイドのストラスアイラ蒸留所を買収。
さらに近隣にグレンキース蒸留所を創設。
この2つの蒸留所のモルトを中心に、優れたブレンデッドスコッチを造り続けている。
深い果実香がある。
しかし決して重すぎない。
オレンジや蜂蜜、柑橘系の酸味のある香りも感じる。
口に含むと、円やかでとろけるような舌触り。
もともと軽めの印象のあるシーバスだが…。
18年ものは一段と軽やかな口当たり。
スコッチに有りがちな酒質の重さが全くない。
すーっと流れるように、喉に吸い込まれていく。
間違いなく美味しいが、12年ものの方が飲みごたえがある。
ここは好みの問題だ。
・・・・・
消費税が上がった。
そして制度が複雑になった。
ポイント還元とか、正直よく分からない。
私は現金主義だ。
ウチの店では、現金以外使えない。
いろんな声に踊らされて、ナントカpayを導入した店もある。
キャッシュレスでポイント還元を目論む人もいるだろう。
お偉い人たちは、これから現場で起きることを、しっかり注視してほしい。
あなた方が決めた政策が、人々にどんな影響を与えるのか。
庶民の犠牲者が増えないことを祈るばかりだ。
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