K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『ラフロイグ セレクトカスク』ラフロイグの入門編か?

自分の第一印象を考えたことがあるだろうか?

私は悪いほうだ。 

良い人が羨ましい。

 

先日、耳にしたお客様の会話。

その女性は第一印象が良いらしい。

しかし「悪い方がいい」と言う。

「第一印象が悪ければ、後は上がって行くだけだ」と。

「逆だと下がる一方」とのこと。

 

なるほど、一理あるナ。

 

・・・・・

 

お酒も、第一印象が良いもの、悪いもの様々だ。

今回は初対面では嫌われるであろう、超個性的な一本。

ラフロイグ  セレクトカスク

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スコットランドアイラ島で造られるウイスキー

「薬品香」「歯医者」とも言われ、好き嫌いがハッキリ分かれる銘柄。

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「10年」がスタンダードだったが、最近はこのノンヴィンテージが主流。

価格も10年に比べるとお安くなっている。

多彩な原酒をブレンドした後、オーク樽で後熟し造られる。

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味わいを10年と飲み比べてみる。

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香りは【S】の方が強い。

薬品香よりもスモーキー香や焼けたゴム感が強い。

【10】はもう少しおとなしい香り。

繊細で一筋縄では行かない複雑さを持っている。

 

口に含むと【S】の方が明らかに甘い。

テイストはラフロイグにしては穏やかで優しい。

【10】の方が印象が強く、荒々しい。

アイラの海や自然を彷彿させる力強さがある。

 

こう見ると【S】はラフロイグの入門編として造られたのかも知れない。

香りも甘みも、若干だがとって付けたような作為的なものを感じる。

(個人的感想で、真偽は分からない)

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・・・・・

第一印象が悪いのも捨てたもんじゃない。

後は上がるだけか…。

 

しかし、だ。

問題は、スタートで終わる可能性が高いという事。

だから良くなるもへったくれもない。

付き合ってすらもらえないのである。

 

一瞬「なるほど」と思ったが…。 

所詮は余裕の発言だ。

あるいはプチ自慢か。

 

【結論】第一印象は良いに越したことはない。