自分の第一印象を考えたことがあるだろうか?
私は悪いほうだ。
良い人が羨ましい。
先日、耳にしたお客様の会話。
その女性は第一印象が良いらしい。
しかし「悪い方がいい」と言う。
「第一印象が悪ければ、後は上がって行くだけだ」と。
「逆だと下がる一方」とのこと。
なるほど、一理あるナ。
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お酒も、第一印象が良いもの、悪いもの様々だ。
今回は初対面では嫌われるであろう、超個性的な一本。
「薬品香」「歯医者」とも言われ、好き嫌いがハッキリ分かれる銘柄。
「10年」がスタンダードだったが、最近はこのノンヴィンテージが主流。
価格も10年に比べるとお安くなっている。
多彩な原酒をブレンドした後、オーク樽で後熟し造られる。
味わいを10年と飲み比べてみる。
香りは【S】の方が強い。
薬品香よりもスモーキー香や焼けたゴム感が強い。
【10】はもう少しおとなしい香り。
繊細で一筋縄では行かない複雑さを持っている。
口に含むと【S】の方が明らかに甘い。
テイストはラフロイグにしては穏やかで優しい。
【10】の方が印象が強く、荒々しい。
アイラの海や自然を彷彿させる力強さがある。
こう見ると【S】はラフロイグの入門編として造られたのかも知れない。
香りも甘みも、若干だがとって付けたような作為的なものを感じる。
(個人的感想で、真偽は分からない)
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第一印象が悪いのも捨てたもんじゃない。
後は上がるだけか…。
しかし、だ。
問題は、スタートで終わる可能性が高いという事。
だから良くなるもへったくれもない。
付き合ってすらもらえないのである。
一瞬「なるほど」と思ったが…。
所詮は余裕の発言だ。
あるいはプチ自慢か。
【結論】第一印象は良いに越したことはない。
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