K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『奈良萬 純米ひやおろし』しっかりした熟成を感じる、旨口で濃厚な一本。

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福島『奈良萬 純米ひやおろし

 

「相棒 season18」

久しぶりに見ているが、以前とだいぶ様相が変わった。

元々重めのドラマが、さらに一段と重い。

面白いのだが、見ていてとにかく肩が凝る。

最も影響が大きいのは「花の里」がないことだ。

視聴者にとって息抜きの場だった。

あと鑑識の米澤がいないのも大きい。

そんな中でもホッと和まされるひと時がある。

 

さて、今回は「重め」の日本酒を。

奈良萬 純米 ひやおろし

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造るのは、明治10年創業の「夢心酒造」

「蔵とラーメンの町」として知られる福島県喜多方市にある。

「夢心(ゆめごころ)」という銘柄を造っている。

奈良萬」ブランドは平成10年から発売。

  • 地元の契約栽培、低農薬の五百万石を使用。
  • 平成の名水「つがみね渓流水」を仕込み水に使用。
  • 福島県開発の「うつくしま夢酵母」を使用。

…と「喜多方の蔵元にしかできないお酒」がコンセプトのブランド。

 

今回の一本は…

55%精米の純米酒を、ひと夏越して熟成させたひやおろし

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テイスティング

冷。

トロッとした口当たり。

まろやかで厚みがある。

含み香と味わいに、しっかりとした熟成を感じる。

それでいて後味はスッと消える。

重すぎることはない。

 

常温~ぬる燗。

酸が少し立って、冷より軽やか。

しっかりした米の旨みを十分に楽しめる。

 

熱燗。

濃厚で芳潤。

米も旨みもさらに強く感じる。

個人的には常温~ぬる燗が好みだ。

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・・・・・

重すぎる酒は飲んでいて疲れる。

重すぎるドラマは見ていて疲れる。

重厚であっても、その中に一縷の「和み」が必要だ。

 

ね、中園さん。