K’s MENU Note
「相棒 season18」
久しぶりに見ているが、以前とだいぶ様相が変わった。
元々重めのドラマが、さらに一段と重い。
面白いのだが、見ていてとにかく肩が凝る。
最も影響が大きいのは「花の里」がないことだ。
視聴者にとって息抜きの場だった。
あと鑑識の米澤がいないのも大きい。
そんな中でもホッと和まされるひと時がある。
さて、今回は「重め」の日本酒を。
造るのは、明治10年創業の「夢心酒造」。
「夢心(ゆめごころ)」という銘柄を造っている。
「奈良萬」ブランドは平成10年から発売。
…と「喜多方の蔵元にしかできないお酒」がコンセプトのブランド。
今回の一本は…
冷。
トロッとした口当たり。
まろやかで厚みがある。
含み香と味わいに、しっかりとした熟成を感じる。
それでいて後味はスッと消える。
重すぎることはない。
常温~ぬる燗。
酸が少し立って、冷より軽やか。
しっかりした米の旨みを十分に楽しめる。
熱燗。
濃厚で芳潤。
米も旨みもさらに強く感じる。
個人的には常温~ぬる燗が好みだ。
・・・・・
重すぎる酒は飲んでいて疲れる。
重すぎるドラマは見ていて疲れる。
重厚であっても、その中に一縷の「和み」が必要だ。
ね、中園さん。