12月になった。
週末から忘年会も始まる。
今年はどんな年末を迎えるのだろう。
しっかり準備をして、トラブルが起きないようにしたい。
ところで先日ポストを覗くと、ある郵便物に目が止まった。
丸型のかわいい切手が貼ってある。
ほんわりとしたデザイン。
一瞬だが、こころが和む。
今回は紙ふうせんのように、ふわりとまるい味わいの麦焼酎を紹介する。
ラベルの文字にも温かみを感じる。
造るのは、宮崎県の黒木本店。
「きろく」「百年の孤独」「爆弾ハナタレ」など、プレミアム焼酎を多く造る。
九州産の二条大麦を使用。
昔ながらの「かめ」で酒母を造り、木桶で仕込んだ一本。
白麹、減圧蒸留。
優しい立ち香。
しっとり、かつスッキリした香りだ。
ストレートで口に含む。
刺激もクセも全く無い。
まろやかで柔らかい。
とろけるような口当たり。
微かに甘みを感じる。
加水してもお湯で割っても、その柔らかさは失われない。
麦のテイストを全面に押し出す焼酎もあるが、通好みで初心者は手を出しづらい。
この中々はどんな飲み手でも受け入れる、器量の大きさを感じさせる。
・・・・・
人の手で造られたものには温かみがある。
それでいてどこか儚い。
そこがまたいい。
機械やコンピューターの発達で生活は便利になったが…
時に無機質な冷たさを感じることもある。
だからこそ手造りの良さが際立つのかも知れない。
料理も酒も、手造りがいい。
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