当面、夜間の営業を自粛している。
ランチは「条件付き」で営業している。
営業時間と入店人数を制限し、メニューは丼ものが中心。
短時間でサクッっと食べて頂くつもり。
しかし、日中に店を開けていると…。
昼呑みの老人たちがやって来る。
行きつけのカラオケスナックが休業して、行くところが無いらしい。
飲食店は朝5時~夜8時までは営業しても良い。
また酒類も夜7時までは提供して良い、ことになっている。
しかし…だ。
これでは限定的に営業している意味が無いのでは?
少しでも売上になるのは助かるが…。
困ったものだ。
・・・・・
さて、今回はこちらの日本酒を。
造るのは石川県加賀市にある、鹿野酒造。
霊峰白山を望む地で、1819年に創業。
「山廃仕込み」を得意とする蔵元だが、今回は五百万石を60%まで磨いた特別純米酒。
口当たりはやさしい。
ほわっと広がる米の味わい。
軽くて綿雲のように消えて行く後味。
淡泊にも感じるが、そのふんわり柔らかい味わいは心を和ませる。
軽く温める。
酸が立って輪郭がハッキリする。
すっきり感が増し、キレも良くなる。
料理に合わせるなら燗がいい。
・・・・・
結局「昼呑み」に制限を設けることにした。
- ひとり2杯まで
- 在席は1時間以内
- 3名以上での来店はお断り
あくまでもメインは「食事」
プラスで「ちょこっと呑める」イメージ。
これでどうだ!?
優先すべきは感染拡大の防止である。
「ならば営業しなければいい」と言われそうだが…。
なかなかねぇ…。
とにかく初めてのことなので、想定しないことが起きる。
非常事態宣言が終わっても、手探りの営業が続きそうだ。
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