K’s MENU Note
北海道『國稀 純米 吟風國稀』
もう20年近くになる。
私にとっての「夜」は仕事の時間だ。
それが突然、自宅で過ごす時間に変わった。
さて、何をしようか?
私はゲームはやらない。
映画やアニメはほとんど見ない。
TVは見るが、さすがに飽きる。
読書は疲れ目が酷いので制限している。
ブログを書こうにも、コロナ以外にネタが無い。
…。
どうしたものか。
1ヶ月で終わるならいいが、何ヶ月も続くとなると…。
何か考えなくては、と思いつつ、今回はこちらの一本。
造るのは、北海道増毛町にある國稀酒造(株)。
日本最北にある蔵として知られている。
今回の一本は、北海道産の好適米「吟風」を100%使用した純米酒。
スペックはラベルの通り。
立ち香は感じない。
口に含むと、まず酸を感じる。
その後は、静かにそよぐ風のような印象。
綺麗な酒質で、スーッと流れ、消えていく。
さわやかな味わいだが、どこかに北の冷たい空気感がある。
吟風というより冷風?
軽く温める。
少し膨らむが、やはりキリっとして、すっきり辛い。
後味のキレは見事。
全体的に北の空気を連想させる味わいだが、思い込みだろうか?
・・・・・
自宅での過ごし方で、思いついたことがある。
「コロナが終息したらやりたいこと」を書き出すのだ。
こと細かく妄想して、ひとつひとつストーリーを描く。
結構な時間つぶしになるし、何といっても思考がポジティブになるのがいい。
しかも、ちょっとした短編小説に…、ならないか(苦笑)
営業自粛の「長い夜」。
本当はサクッと飛び越えて行きたいところだが…。
星降る夜に誘われて、戸惑う私。
なんてね(笑)