コロナ休業に入ってから、家でテレビを見ることが多くなった。
その中で好んで見ているのが、太田和彦氏の居酒屋を巡る旅番組。
数年前の再放送だが、十分楽しい。
今は行くことができない「旅」や「呑み」の気分を味わえる。
また太田氏の朴訥な語り口に、何とも言えない癒し効果があるのだ。
いつだかの放送で新潟県の長岡を散策していたので、今回はこちらを。
造るのは吉乃川(株)
前方に信濃川、背後には東山連峰のそびえる越後平野に蔵はある。
創業は1548年。470余年という歴史と伝統を誇る蔵だ。
今回は「極上」シリーズの中の1本。
甘やかな米の香りが広がる。
まったりとした口当たり。
まろやかでふくらみがある酒質。
途中からキリっとした酸を感じ、後口は爽やかで軽快。
表示の酒度よりは辛口に感じる。
軽く温める。
酸が立ってよりスッキリ。後口のキレが増す。
全体的になめらかでバランスが良い。
どなたにでもオススメできる味わいだが…
個人的にはもうちょいとんがった所が欲しいかな。
・・・・・
「旅」もしたいし「呑み」にも行きたい。
月イチでお邪魔している馴染みのBARにもしばらく行ってないな。
コロナが終息したら真っ先に足を運ぼう。
いつもの店がそこにあり、いつものマスターがそこにいて、いつもの酒を酌み交わす。
ただそれだけでいい。
飲み屋には人と人とのふれあいがある。
そんなふれあいの場が失われるのは悲しい。
数多の飲み屋を巡った太田和彦氏は、いま何を思うのだろうか?
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