夜の営業を再開してから1ヶ月あまり。
コロナ対策に気を配りながらの営業は実に大変だ。
そして苦労のわりに売上は少ない。
「新しい居酒屋様式」を模索しているが、なかなか答えが見つからない。
試行錯誤の日々は続く…。
今回は島根県の日本酒を紹介する。
創業は明治15年。
「味があり、旨みがあってキレが良く、食事をおいしくする酒」
それが李白の目指すところだ。
経営理念は
「酒文化を普及し、正しく後世に承継する」
今回の一本は…
五百万石を58%まで磨いた特別純米酒。
日本酒度は+13の超辛口。酸度は1.8。
同じ「やまたのおろち」シリーズで、日本酒度+7の「辛口」もある。
香りは穏やか。
スッキリした口当たり。
なめらかなのど越し。
中間からじわっと旨みが広がる。
後口のキレがよく、余韻に辛さを感じる。
微かな苦みもいい。
辛口だが淡泊ではない。
軽く温める。
味わいやバランスは変わらない。
そのまま温かくなった印象。
熟成に向きそうな力強さを感じる酒だ。
・・・・・
間もなく7月。
店は12年の節目を迎える。
(営業許可が6年だったりするので、飲食店にとっては節目だ。)
毎年「周年イベント」を行ってきたが、今年はできそうにない。
まさか「リモートで」って訳にも行かないし…。
せめて常連さんとささやかに乾杯しよう。
コロナ終息とお店の存続を願いながら…。
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