コロナの第2波が大変なことになってきた。
このまま店を続けていけるのだろうか?
老いもあるし、体調面の不安もある。
何かと悲観的になりがちな日々だが、そんな私を救ってくれる言葉がある。
「悲観は感情、楽観は意志」
世の中にはコロナをはじめ、自分で制御できないものが多い。
しかし「自分の感情」は自ら制御できる(はず)
悲観が「感情」ならば「自分の意志」で「楽観」に変えることができる(だろう)
思考がネガティブになりそうな時は、この言葉を思い出すようにしている。
さて、今回はこちらの一本。
230年の歴史を誇る老舗蔵元だ。
造り手の心、蔵人の和を大切に、心を込めた酒造りに励んでいる。
今回の一本は…
香川産の「オオセト」を58%まで精白した、純米吟醸酒。
-NIPPON COLORS- のサブタイトルが付く。
その意味合いは裏ラベルに。
なめらかで柔らかい、膨らみのあるお酒。
酒度は不明だが、やや甘口の印象。
冷だと少し硬いか。
アフターに苦みを感じる。
常温がもっとも味わい深かった。
米のふくよかなテイストと含み香。
まろやかで味の幅が広がる。
温めると酸が立ってくる。
甘い米の香り、すっきり感が増す。
・・・・・
先行きは不透明だ。
それでも人は生きて行く。
ならば少しでも将来に希望をもって、前向きに生きて行きたい。
それはコロナに関係なく、自分自身でできること。
自分との対話である。