このブログに欠かせない常連M氏。
私と同年代のおっさんで、ネタの尽きない人だ。
そんな氏の帰らざる日々の失敗談。
時は1981年11月。
今は無き後楽園球場で行われた「アリス解散コンサート」
友人3人と行く予定のM氏だったが…
待ち合わせの時間に少し遅れた。
ごった返す球場の周辺で、友人が見つからない。
しかもチケットは友人がまとめて持っていた!
オーマイガー!
・・・・・
ところでアリスの代表曲と言えば
「ジョニーの子守唄」
で、今回はこちらのウイスキー。
やっぱり、ね。
ジョニーウォーカーは世界中で愛されるスコッチブランド。
「四角いボトル」「斜めのラベル」「ストライティングマン(闊歩する英国紳士)」
そんなビジュアルが印象的だ。
日本でも「ジョニ赤」「ジョニ黒」として一世を風靡した。
随分前に書いたJWの記事はこちら。
今回の一本は…
黒ラベルの特徴であるスモーキーさをより増幅したもの。
深いコクとリッチな味わいが特徴らしいが…。
ストレートで。
スモーキー香は言うほど強くないが、ブレンデッドにしてはモルト香が強い。
口に含むと、芳醇な甘みとコク。
滑らかでまろやかな口当たり。
刺激がなく、ふくよかに旨みが広がっていく。
ボディはミディアム。
加水すると、スムーズに味が伸びておいしい。
シングルモルトに比べて角がなく、その滑らかさが際立つ。
ブレンデッドの魅力を存分に味わえる一本だ。
ブラックのボトルがスタイリッシュでカッコイイ。
・・・・・
さて、前出の解散コンサート。
結局、入場できなかったM氏。
球場の外でただ一人。
漏れ聞こえてくる曲に耳を傾けたのだった…。
悲しすぎる…。
待ち合わせをした相手と出会えない。
スマホが普及している今では有り得ないことだ。
しかし昭和を生きた世代にとって「待ち合わせ」は難儀だった。
なにせ連絡を取る手段がない。
使えるのは駅の「掲示板」だけ…。
そんな何かと不便だった時代だが、今となっては懐かしい。
ジョニーウォーカーはそんな時代から人々に愛されてきた。
そして今なお進化を続けている。
遠くで汽笛を聞きながらを聴きながら、じっくりと味わいたいものだ。
|