正月の風物詩のひとつが「箱根駅伝」。
今年も色々なドラマがあったが、母校の東洋大学について触れておく。
今回の東洋は前評判は低かったが、終わってみれば総合3位。
昨年途切れた連続3位以内(11年連続)に1年で返り咲いた形だ。
その11年間を振り返ると、常に絶対的エースの存在があった。
「山の神」柏原竜二に始まり、設楽啓太、悠太ツインズ。
五輪代表の服部勇馬に、昨年までの相澤晃。
だが今年は誰もいない。
苦戦は必至と思われたが…。
…長くなるので、先に酒の紹介を(汗)
造るのは、長野県佐久市にある大澤酒造。
佐久市と言えば、箱根にも多くのランナーを送り出している佐久長聖高校が有名だ。
今回の一本は…
精米65%の辛口純米。
日本酒度は+10以上。
鬼ラベルが目を引く。
「赤鬼」の他、青と黄色がある。
辛口ですっきり、落ち着いた味。
個性は少ないが、まとまりがあって安定感がある。
冷だと苦みがあり、やや硬い印象も。
軽く温める。
やわらかい米香。
ふっくら広がる味わい。
苦みや硬さが薄れ、米の旨みが感じられる。
キレも良く、温で真価を発揮する一本だ。
・・・・・
東洋大学の今年の成績は例年以上に価値がある。
絶対的エースがいない中、全員が自覚をもって1秒を削りだした結果だろう。
(ちなみに区間賞はひとりもとれなかった。)
逆に1人でもブレーキになると、あっという間に圏外に飛ばされる厳しいレース。
コロナ禍で思うような練習は積めないだろうが、来年に向け更なる飛躍を期待したい。
そして今年は開催が危ぶまれる中、無事開催できたこと。
そのために尽力された関係者の皆様に感謝を意を贈りたい。