K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『キッス・オブ・ファイアー』情熱的なネーミング。

もうすぐバレンタインデーだ。

最近は義理チョコすら貰えない。

ちょっと寂しい。

せめてバレンタインっぽいカクテルを…

自分で作って、自分で飲むか(汗)

 

使うのはこちら。

f:id:kimama2016:20210205203713j:plain

【スタンダードな処方】

  • Vodka     1/3
  • Sloe Gin     1/3
  • Dry Vermouth     1/3
  • Lemon Juice     2dashes

シェークして、砂糖でスノースタイルにしたカクテルグラスに注ぐ。

f:id:kimama2016:20210205203859j:plain

考案したのはバーテンダーの石橋堅司氏。

1953年、協会主催のコンクールで優勝したときのカクテル。

f:id:kimama2016:20210205203736j:plain

色は明るめの赤褐色。

砂糖のスノーがこの季節にマッチする。

f:id:kimama2016:20210205203752j:plain

甘酸っぱくてフルーティ。

ジューシーだが甘すぎず、バランスは悪くない。

アルコール感はそこそこあるが、すっきりして飲みづらい感じはない。

 

そして「砂糖」のスノースタイルだが…

ビジュアル的にはアリだろう。

ただ口当たりが微妙だ。

じゃりじゃりする感じが気になる。

粉糖のようなきめの細かいものがいいのかも。

テイストも微妙だ。

味のインパクトが薄い。

塩のスノースタイルのような効果はない。

f:id:kimama2016:20210205203827j:plain

・・・・・ 

なんとも情熱的なネーミングの一杯。

当時流行っていた、ルイ・アームストロングの歌から名付けられたそうだ。

しかしテイストの印象は「炎の口づけ」というより…

10代の頃の「甘酸っぱい口づけ」の味である。

 

これをバレンタインデーに飲めば…

あぁ、あれね。

ベタすぎて引くわっ!