夏が終わる。
もうすぐ気持ちのいい季節がやって来る。
嬉しさの反面、一抹の寂しさを感じるのは毎年のことだ。
さて、今回はこちらの日本酒。
この夏に販売した限定酒。
創業は1908年。
日本酒の他、梅酒やリキュール、食酢の製造を行っている。
今回の一本は…
和名で「純白」と名付けられた夏限定のにごり酒。
「開栓注意」のラベルあり。
きめの細かい発泡と爽快な酸が印象的。
フレッシュで躍動感のある酒。
芳醇でも後口はすっきり。
アフターに米を感じるが日本酒っぽさは無い。
あえて温で。
酸味がより主張してくる。
すっきりして日本酒感はさらに薄まる。
悪くないが冷で飲むのがセオリーか。
・・・・・
今年12月で58歳になる。
あと何回、夏を迎えるのだろう。
暑い暑いと思いながらも「生きていること」の喜びも同時に味わう年齢になってきた。
平穏に過ぎ行く毎日が愛おしく、ちょっとした事で喜びを感じる。
欲も野心も捨て今できる事をやるだけだが、それなりに充実している。
「歳をとるのもそんなに悪くない」
そう思えることが幸せなのだろう。
…おっと、久々に哲学的になったぞ。
大丈夫かっ!?