K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『十水(山形)』江戸時代の仕込み法をアレンジ。

色々な考え方の人がいる。

店のお客様も同様で、意見が合わないことも少なくない。

 

さて、今回はこちらの日本酒。

造るのは山形県鶴岡市加藤嘉八郎酒造。

創業は1872年。

メインブランドは「大山」

米どころの庄内で「調和」を重視した酒造りを行っている。

www.sake-ohyama.co.jp

今回の一本は…

江戸時代に確立した仕込み法「十水」を今風にアレンジして仕込まれたもの。

(十水:十石の米に対し十石の水で仕込む。現在より1~2割り水が少ない濃厚仕込み)

日本酒度はマイナス7前後と甘口の表示だが、その味わいは?

芳醇で旨み甘みがたっぷり。

ボリューミーだがすっきり透明感があって後口のキレも良し。

甘口ながら酸味も効いてバランスよくおいしく飲める。

 

軽く温める。

優しい米香が広がる。

まろやかで味わいがより膨らむ。

穏やかな酸も立ってすっきり感が増す。

冷も温も甲乙つけがたい。

好みの温度帯で。

・・・・・

私「なかなか意見が合いませんね」

M氏「まぁ色んな考え方があるから」

私「でも一致して欲しいこともありますよね」

M氏「えっ?エッチして欲しいこともある??」

私「一致ね、一致。エッチってなんやねん!キモいわ」

M氏「・・・・・」

 

意見の前に言葉が合わんな(苦笑)