K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『グレンモーレンジ』ポートワイン樽で後熟した一本。

常連K姉は若い頃、酒で色々とやらかしてるらしい。

ある時は泥酔して道端で寝込んでしまい…。

 

さて、今回はこちらのウイスキー

「静寂の峡谷」を意味する「グレンモーレンジ(ィ)」

1843年の創業で、ビール工場を改造して造られた。

特徴はスコットランドで最も背の高いポットスチル。

果実味あふれる香りのモルトを多く造っている。

過去のクレンモーレンジは…

kimama2016.hatenablog.jp

今回の一本は…

バーボン樽で熟成後、ルビーポートワイン樽で追加熟成させたもの。

ヴィンテージは14年で、キンタ(Quinta)は「ぶどう園」、ルバン(Ruban)は「ルビー」を表している。

しっとりと深いモルトの香りと果実系のフレーバー。

なめらかで丸みを帯びた口当たり。

優しい甘みを感じるが、どこかドライなニュアンスも。

アフターには穀物と熟した果実の余韻。

ボディはミディアム。

ハイランドの素朴さよりはスぺイサイドの優美さに近い印象。

 

加水してみる。

口当たりは極めてなめらか。

しっとりと柔らかくスムーズな飲み口。

果実の香りも立って、少量の加水はこのボトルのポテンシャルを引き出すようだ。

力強さもあるので水割りも良さそう。

・・・・・

道端で寝込んでしまったK姉。

ふと気付くと見知らぬおじさんに声を掛けられていた。

K姉「知らないおじさんが1万円出して『これでタクシーで帰りな』って言うの」

私「えぇっ!?そんな事ある??」

M氏「それ、きっと、知らない間にどっか触られて、その代償の1万円だよ」

K姉「うそー!」

M氏「どさくさに紛れてキスとかされてたかもよ」

S妹「その1万円、自分の財布から抜かれたお金だったりして」

K姉「・・・・・」

 

せっかくの美談を皆にボコボコにされるK姉。

その武勇伝はまだまだ続く(かも知れない)