『彩來（埼玉）』彩の国より來たりし見知らぬ麗酒。

常連S氏は多趣味だが、中でも一番熱中しているのが自転車。

ロードバイクとマウンテンバイクの2台を所有する。

私「自転車っていくらしたの？」

S氏「ロードが70万円、マウンテンが50万円」

私「マジでっ！凄いね」

S氏「だから外に置けない。部屋にいれてるんだ」

それがなかなか手間らしい。

さて、今回はこちらの日本酒。

造るのは埼玉県上尾市の北西酒造。

創業は1894年。

以来、秩父盆地の伏流水を使い「文楽」という酒を造ってきた。

そして五代目が立ち上げたのが「彩來 sara 」ブランド。

コンセプトは「冷やしておいしい日本酒」とのこと。

今回の一本は…

特別純米の無濾過生原酒「朝涼み」

淡いピンクのラベルが優しい印象。

やさしい米香。

微かな発泡感。

フレッシュでジューシー。

やや甘めだがしつこい感じはない。

口当たり、のど越しとも優しく、女性的なイメージのお酒。

あえて温めてみる。

ミルキーな酸が立つ。

ややすっきりする印象だが、冷やして飲むのが正解だろう。

・・・・・

S氏「部屋が3階だから担いで上り下りしないとならないの」

私「そりゃあ大変だ！」

S氏「でもね、総カーボン製だから軽いの」

私「そうなんだ」

S氏「外に置くと盗まれるのも心配だけど、風が強いと飛んでっちゃうの」

私「マジっすか！？」

S氏「だから部屋に入れるの。料理ができないけどしょうがないの」

私「・・・・・」

風で吹っ飛ぶ自転車。

なかなかシュールだな（笑）