K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。ときどき料理。

『ベルギービール』が安く買えました。自分で飲んだので、今回は番外編です。

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番外編

ベルギービール

 

近所のスーパーが改装するようで、一部商品を半額処分していました。

お酒コーナーでも半額のものがあって、普段はお高くて買えないベルギービールを購入。

トラピストビールの「オルヴァル」と、度数9%のエールビール「デリリウム・トレメンス」の2本。
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共に330ml入り。350缶よりちょっと少な目。

それで半額で290円(+税)ですからね~。定価ではとても買えない(苦笑)

 

早速、飲んで見ます。

まずはデリリウム・トレメンス」から。

まず、ボトルが独特です。陶器に見えますが、ガラスに塗料を塗ったものらしい。

ピンクの像や、緑のワニが踊っているラベルが面白いですね。


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アルコール度数は9%と高め。

グラスに注ぐと明るめの褐色。フルーティーな香りがします。


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飲んで見ます。

優しい味わいのエールですね。フルーツ様の風味が印象的です。

このビールの名前はアルコール中毒による震えや幻覚」という意味らしいです。(なんて名前だ!)

さすがに、アルコール度数9%。営業中に飲んでたら、酔っ払ってきました。

でも、ピンクの像や緑のワニが幻覚で見えるようなことはありませんでした(笑)

 

続いてオルヴァル

トラピスト修道院で造られるビール。アルコール度数6.2%。

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デリリウムと比べると、濃いめの褐色です。

適度な苦味、穏やかなフルーティ感、濃厚なボディ。香りは独特。余韻が長く残ります。

そして、ボトルにこんな表記が。

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12~14℃が飲み頃という事でしょう。暫く放置して、温度が上がるのを待ちます。

香りをより強く感じるようになりました。何の香りか?麦?ポップ?薬草のような?

正直「臭い」と言ってもいいような、独特の香りです。味も濃厚で複雑。いろいろな味を感じます。「スッキリ爽やかなキレとのど越し」的なビールとは、一線を画します。

 

ベルギー国内ではいくらで売られているのか?

ネットで調べていたら「Duvel triple hop」という銘柄が1本1.5ユーロとの事(日本では、Amazonで594円)。

そこから推測すると、今のレート(1ユーロ132円)で1本200円くらいか。

純正のビールは関税無し。酒税が1本70円少々。合計280円くらい。

後は輸送費と中間マージンだが…。

(推測&ザックリ計算ですのでご容赦を)

 

280円が580円になるのは、やっぱり輸送費が高いってことなのかしら?

この価格では売れないでしょうね。1本の値段で国産ビール350缶が3缶買える。

そのスーパーも改装後、輸入ビールの品揃えは大幅に減っていました。

都内の高級スーパーなどでしか売れない気がします。

 

・・・・・

 

そんな訳で、輸入ビールはメニューに入れられません。

ギリギリ置いているのが「バス ペールエール」です。 

kimama2016.hatenablog.jp

  

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『ジャック・ダニエル テネシーハニー』とっても甘い蜂蜜リキュール。

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『JACK DANIEL  Tennessee HONEY

 

前回の記事で、テネシーウィスキー「ジャック・ダニエル」を紹介しました。

今回はその「ジャック・ダニエル」に蜂蜜フレーバーを加えたリキュールについて。

 

どんなお酒か?

ジャック・ダニエルをベースに、同社で造ったハニーリキュールをブレンド。アルコール度数35度のリキュールです。

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味はとっても甘いです。ハチミツの風味がありますが、ジャック・ダニエル感は皆無です。その名前で変なバイアスがかかりますが、単にハチミツのリキュールと考えて間違いないですね。

飲み方は、ロックかミルク割り、多少スッキリ飲みたいならジンジャーエール割りでしょうか。アメリカでは、冷凍庫でキンキンに冷やしてショットで飲むのが人気だそうです。 

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このお酒を導入した経緯は…。

このお酒は、ある常連さんの希望で取りました。その方は、以前グレンフィディックの記事でご登場頂いたT さん。 

kimama2016.hatenablog.jp

その方は今ではすっかり常連さんですが、初来店のときの印象は悪かったですね~(失礼)作業着で頭にタオル、右手に競馬新聞。酔っ払い気味で、ひとりでふらっ~と入って来ました。

 

「いや~、ヤバそうなのが来たな」(心の声:度々失礼)

忘れもしない、春の天皇賞の日の夜。武幸四郎のメイショウドンタクが3着に来て、3連復で20万以上ついた、あの春天の日。

新聞見ながら、ぶつぶつ。「こんなのあり得ないよな~」

「競馬で負けた酔っ払いか…。何か危ないな~」(心の声)

でもひとりの方を放置もできず、軽く話し掛けました。

天皇賞、どうでした?(ハズレたってわかってるが)」

「ダメダメ、こんなの取れないよ~」

「(まあ、そうでしょう)荒れましたからね」

「マスターも競馬やるの?」

「まあ、多少は(もう30年のキャリアだが)」

「へぇ~、そうなんだ。俺はね…」

という感じで、その日は当たり障りのない話に終始しました。

その後、何度か来られて色々話すようになりましたが、初日は警戒心しか無かったですね。

・・・・・

そんなTさん、何かでこのお酒を知ったらしく「飲んでみたい」と言われたので、試しに仕入れて見ました。

ご本人は「甘い、甘い」と言いながらも、時々飲んでいます。

風貌からは似あわないお酒ですね(重ね重ね失礼しました)

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。

『ジャック・ダニエル』 テネシー州で造られるウィスキー。「バーボン」との違いは?

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『JACK DANIEL

 

先日、30歳前後のサラリーマン風の方がひとりで来店されました。

時間はまだ宵の口の18時頃。予想されるイメージは「食事がてらに軽く飲む」といったところでしょうか。

最初はビールかな?ハイボールかな?

 

「ジャック・ダニエルを下さい」

「えっ?あ、はい。飲み方は?」

「ストレートで」

あれ、予想が大外れです。

結局、他のものは一切飲まず、ジャック・ダニエルをストレートで4杯飲んで行かれました。嫌なことでもあったのでしょうか?

 

というわけで(どんな訳だ?)今回はアメリカンウイスキーの「ジャックダニエル」です。

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ジャック・ダニエルはどんなお酒か?

アメリカのウィスキーは「バーボン」と呼ばれます。

法律で以下のように定義されています。

「原料の穀物中にトウモロコシを51%以上含み、アルコール度数80度以下で蒸留し、内側を焦がしたホワイトオークの新樽で、アルコール度数62.5度以下で熟成したもの」

では、ジャック・ダニエルも「バーボン」でしょうか?

 

アメリカのウィスキーなので、「ジャック・ダニエルはバーボン」という認識で、基本的には間違っていないと思います。

ただ、ラベルを見るとジャック・ダニエルは「Tennessee WHISKEY」、他のウィスキーは「BOURBON WHISKY」と表記されています。

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さて?

バーボンとの違い①

アメリカのウィスキーは約95%がケンタッキー州で造られていて「バーボン」と呼ばれています。それに対し、ジャック・ダニエルはテネシー州で造られています。

そこを差別化するための「Tennessee WHISKEY」の表記でしょうか。(バーボンの定義に産地の規定はありません)

だから大きく捉えれば「バーボン」で、その中の「テネシーウィスキー」というひとつのカテゴリーと言えるのでしょう。

 

バーボンとの違い②

製法はバーボンとほとんど同じですが、テネシーウィスキーにはサトウカエデ(いわゆるメープル=メープルシロップの原料)の木炭でゆっくり濾過する「チャコール・メローイング」という工程があります。

それがバーボンと違うところで、円やかな甘みに繋がると言われています。

 

思い出されるシーンがあります。

アメリカンパブのような店に立ち寄ったおじさん。ジャック・ダニエルを注文します。

「バーボンを飲むの、久しぶりだなあ」

そこに居合わせたアメリカ人ぽいお客さんが一言。

「ジャック・ダニエルはバーボンじゃない!」

「えっ?バーボンじゃないの?」

さすがに本場の人に言われたら、引き下がるしかないが、納得いかない様子。外人さんもそれ以上説明しないものだから、なんかモヤモヤした感じで進んでいく…。

 

おじさんは徳光和夫さん、確か「路線バスの旅」みたいな番組だったと思います。

 

それくらい、このあたりの認識は曖昧で、店でも無理には説明していません。

でも地元でジャック・ダニエルを「バーボン」と言うと怒られるらしいです。

「いばら」と言うと、地元の人に怒られるようなものでしょうか(笑)

 

・・・・・

 

前回100品目の記事を書いたので、今回は振り返りを書こうと思いましだが、たいして振り返ることもないので止めておきます。

ただひとつだけ…。

ブログを書くのにそれなりに調べたり、じっくりティスティングしたりするので、お店でお客様と話しをするときに役立っています。楽しみで書いますが、そういう意味では、実益も兼ねているようですね。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。