K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。ときどき料理。

『タラモアデュー12年』アイリッシュ・ウイスキー。世界5大ウイスキーのひとつです。

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『TULLAMORE  DEW  12』

 

ウチの店では、色々な種類のウイスキーを置いています。

メニューに無いものも、随時増殖しております。

ウイスキー好きの方もいますが、BARではないので、そう多くはありません。

「腐るものではない」とは言え、銘柄による「在庫」の偏りが気がかりです。

 

 

そこで考えたのが「銘柄おまかせハイボール

割安で提供するかわりに、銘柄はこちらで決めさせて頂く。

銘柄による在庫量のばらつきを、多少なりとも調整できれば嬉しいのですが…。

 

ちなみに、

「スコッチ・ハイボール

「バーボン・ハイボール

アイリッシュハイボール

の3種類を「おすすめメニュー」として出しています。

 

 

昨夜、初来店っぽい30歳前後の男性から

アイリッシュハイボールの注文がありました。

そしてお出ししたのがこちら。

「タラモアデュー12年」の旧ラベルです。


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アイリッシュウイスキー」とは

 

アイルランド共和国および北アイルランドで造られるウイスキー

5大ウイスキーのひとつで、世界最古のウイスキーとも言われています。

 

特徴1「原料」

大麦麦芽と発芽させていない大麦を主体に、オート麦、ライ麦、小麦などを加える。

 

特徴2「ピートを使わない」

原料の乾燥にピートを炊き込まないので、スモーキーフレーバーが付かない。

 

特徴3「3回蒸留」

単式蒸留器で3回蒸留。スコッチは2回蒸留(ローランドの一部では3回蒸留)

 

以上のようなことから、

「クリーンで軽い酒質、滑らかで軽快な飲み口」

が、アイリッシュウイスキーの特徴と言われてます。

 

 

テイスティングして見ます。

 

ストレートでテイスティング

香りはモルト香を感じます。甘くまろやかな香り。

 

そして味ですが・・・

上記の特徴から想像する味わいとは、少々異なるものでした。

思った以上に甘く、しっかりしたボディ。濃厚で深い旨み。

「軽い」という印象はないですね。

 

バーボン樽とシェリー樽を使用し、12~15年の熟成。

これがしっかりしたボディや深い味わいを生み出すのでしょうか。

 

加水すると・・・

果実様のフルーティな香りが感じられます。

また、味が伸びて滑らかになり、スムーズで優しい口当たりに。

良質の水で割り、氷は入れずに飲むと、美味しそうですね。

 

 

アイリッシュも揃えよう。

 

アイリッシュウイスキーは今までそれほど多くの種類を飲んでいません。

また、店の品揃えも、スコッチ、バーボンと比べると、だいぶ少ない。

ですので、他の銘柄との比較が難しいです。

 

今後はアイリッシュもいろいろ揃えて、飲んでみたいですね。

 

ただし…、在庫注意!

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。

 

『海』黄麹造りの芋焼酎。「麹」による違いは…。

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芋焼酎『海』

 

常連さんの「本格焼酎シフト」に伴い、お店での品揃えも増加中。

そんな中から、今回は黄麹を使った芋焼酎『海』を紹介します。

 

 

 

焼酎造りに欠かせない「麹」

 

原料の芋などに含まれる「でんぷん」を「糖」に変えるための微生物

それが「麹菌」(カビ)で、米などに繁殖させ「麹」を造ります。

 

 

焼酎造りでは主に「白麹」「黒麹」「黄麹が使われています。

黄麹日本酒造りに使われる麹菌。(みそ、醤油などにも)

 

かつては焼酎造りでも多く使われていました。

しかし黄麹雑菌に弱く、腐敗の危険性が高いのです。

 

 

そんな中、気温の高い沖縄で造られる泡盛が注目され、

そこで使われる「黒麹」が、本土の焼酎造りでも活用されてくる。

 

その「黒麹」から「白麹」が開発される。

「黒麹」「白麹」ともクエン酸を生成するので、雑菌の繁殖を抑制できます。

さらに「白麹」では、糖への変換がスムーズで、アルコール生成も進みやすい。

 

そのような流れで・・・

現在は「白麹」または「黒麹」が中心。

黄麹を使った焼酎は多くはありません。

 

 

黄麹」を使った芋焼酎は…

 

「白麹」

スッキリ、軽快な酒質で、香りはストレートに感じられる。

「黒麹」

力強くどっしりとした、重厚な酒質に。香りはまろやか。

黄麹

華やかでフルーティな味と香り。芋の感じは薄くなる。

 

黄麹を使った芋焼酎で有名なものとしては・・・

「魔王」

富乃宝山

「萬膳庵」

そして今回紹介の

「海」

などがあります。


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「海」をテイスティングして見ます。

 

まず目を引くのが、爽やかな青色のボトルと、ラベルのデザイン。

茶色っぽいボトルが多いので、お店の中ではとても目立ちますね。

 

ストレートでテイスティング

まず感じるのは、果実様の華やかな香り

芋焼酎」のクセのある香りは全くありません。

味を見ても、クセのないフルーティな味わい。

本当に芋か?と思うほど。

酒質も軽やかで、スッキリ爽やかな印象。

 

芋焼酎のクセが苦手な方でも楽しめる」

というコンセプト通りのお酒ですね。

初心者の方にお勧めしたいお酒です。

通の方には物足りない…かな。

 

様々なお客様に満足して頂けるように、

お店としては、メニューに加えておきたい一品ですね。

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。

 

『杜の蔵 二の矢 夏生』 暑い季節にこそ味わいたい、爽やかな酸。

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福岡『杜の蔵   二の矢 夏生  夢一献』

 

 

新しい日本酒が開栓しましたので紹介します。

 

「杜の蔵」さんは、純米酒 にこだわった酒蔵です。

 

以前に純米吟醸 翠水」を置いてましたね。

 

今回は、季節限定の夏酒 仕入れてみました。

 

 

 

 

スペックは・・・

使用米は 福岡の「夢一献」

精米歩合65% 純米酒

日本酒度+5、酸度1.5

 

爽やかな 青色のラベル が目を引きます。


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 冬に発売される「採れたて純米 一の矢」

それを数か月、冷温貯蔵して出荷する「二の矢」

極々うすい「にごり」があります。

 

 

 テイスティングして見ます。

 

ラベルには「心地よい酸を感じる爽やかな純米酒」との表記。

その通りで、爽やかな酸 が、暑い時期に心地よく感じられます。

(思ったより酸度は高くないですね。)

スッキリしていて、後味のキレもスムーズ。

それでいて、旨みが余韻として残ります。

 

 

まさに「夏生」

暑い時期 にこそポテンシャルを発揮できるお酒だと思います。

 

 は日本酒の 出数が減ってくる ものですが、

こういったお酒なら積極的にお勧めできますね。

 

 

季節限定の日本酒を増やしたいなぁ、と思うものの・・・

残念ながら、 冷蔵庫のストック能力に限界があり叶いません。

 

 

さて、今年はどんな 夏 になることやら・・・

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。