K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

『マルキ・ド・コサード』印象的な紫紺のモルフォ蝶。

ブランデーの規格にはいろいろある。

よく聞くものとして…

  • V.S.   [Very Special]
  • V.S.O.P.   [Very Superior Old Pale]
  • ナポレオン
  • X.O.   [Extra Old]

…など。

 

そんな訳で、今回は少し古いブランデーの紹介を。

ブランデーと言えばフランス産が有名。

中でもコニャック地方で造られる「コニャック」が最も知られている。

そのコニャックと共に有名なのが「アルマニャック」

フランスのアルマニャック地方で造られ、一定の条件を満たすと名乗ることができる。

今回の一本は、そのアルマニャックから。

「マルキ・ド・コサード」(コサード伯爵の意味)

1242年から700年に渡り続いた旧家のコサード伯爵の名を持つブランド。

ナポレオン規格で、おそらく2000年代に流通していたもの。

ボトルに描かれたブラジル産のモルフォ蝶が特徴的。

甘くコクのある香り。

熟した果実やブラウンシュガーの印象。

艶があってしっとりとした深い香りが広がる。

 

口に含むとなめらかで落ち着いた口当たり。

果実味あるが思ったより甘くない。

ややドライなイメージで野性味も感じる。

ボディは軽めで意外と軽快に飲める。

 

ブランデーはあまり飲んでないので比較が難しいが…

コニャックの深く染み入るような味わいとは少し異なる印象だ。

・・・・・

私「ブランデーの規格って知ってます?」

M氏「うん、知ってる。VS、VSOP、ナポリタン…」

私「ナポリタン?」

M氏「あぁっ」

私「喫茶店で食べるんだ、ってなんでやねん!」

M氏「・・・・・」

 

ちょっと面白いな。