K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『独楽蔵(福岡)』ふた夏越しの「二年目の秋」

飲み屋の営業は「水商売」と言われるように、まさに「水もの」 閑古鳥が鳴き続けていたかと思うと、突然混みだす。 来店が平均的ならスムーズに営業できるが、なぜか偏る。 昨夜は混む方の日。 前日の水曜日は僅かひとりだったのに…。 それが昨夜は週末並み…

『ビトウィーン・ザ・シーツ』意味深な名前の一杯。

前回の記事で登場した奥様。 とある夜にオーダーを頂いたのが、ブランデーベースのカクテル 「ビトウィーン・ザ・シーツ」だ。 「ベットに入って」という意味深な名前のナイトキャップカクテル。 奥様のオーダーに、ちょっとドキッ。 もっと大胆で露骨なネー…

『ガリアーノ』イタリア発祥の薬草系リキュール。

お店での1シーン。 たまに来るブランデー好きの奥様。 カウンターでボトルを眺めながら… 「これ、何ですか?」 「ガリアーノというイタリアのリキュールです。」 「どこかで見たような…」 奥様によると、どこかのBARで「アレキサンダー」を飲んでいた時の話…

『日高見(宮城)』魚介類との相性が抜群。石巻の酒。

今回は宮城県石巻市にある平孝酒造の「日高見」 石巻は北上川の河口に開けた港町。 三陸海岸で水揚げされる新鮮な魚介類… そして震災での大きな被害が連想される町。 先月の宮城旅行の際に、石巻の「石ノ森漫画館」に行った。 ここも旧北上川の中州に建てら…

『蒼天伝(宮城)』震災から復活した「気仙沼」の酒。

今日は宮城の日本酒。 先月の旅行の際に購入したもの。 宮城県気仙沼にある、男山本店のお酒。 東日本大震災では大きな被害を受けたが… 「気仙沼の生産物を絶やすな!」の心意気で復活を遂げた。 気仙沼の恵まれた自然と、南部杜氏の伝統の技を活かした酒造…

『ビア・カクテル』定番から変わり種まで。

昨今は「ビール離れ」が叫ばれている。 ビール類の出荷は12年連続で前年割れ。 店では「生ビール」はよく出るが、以前より減っている気がする。 そんな中で比較的よく出るのが、ビールを使ったカクテル。 一般的なビア・カクテル 一番出るのは、やはり 「シ…

『ブレットバーボン』西部開拓者のウィスキー。

常連さんにバーボン好きの男性がいる。 最初は自分で選ぶのだが、途中からだいたいおまかせになる。 今夜も同様。 何杯目かにお出した一本がこちら。 まずボトルがカッコイイ。 写真ではわかりづらいのだが… 曲線が美しい。 なんとも言えない「美」を感じる…

『オリンピック』オレンジ香る芳醇な味わい。

今回はオリンピックというカクテル。 1900年パリ五輪を記念して作られた。 東京五輪もあるし… オーダーが増えるかも、ね。 【スタンダードな処方】 Brandy 20ml Orange Curacao 20ml Orange Juice 20ml シェークしてカクテルグラスに注ぐ。 ブランデーとオレ…

『水芭蕉(群馬)』大自然を表現した綺麗な酒造り。

「ひやおろし」の季節だ。 最初に紹介するのはこちらのお酒。 群馬県永井酒造が造る「水芭蕉」 同蔵では「谷川岳」という銘柄もある。 群馬県の最北部に位置する川場村にある蔵。 豊富な自然、尾瀬の山々から流れる天然水。 自然を大切にしながら、綺麗な酒…

『萬歳楽(石川)』永遠の豊かさを願う祝い酒。

連続で日本酒を紹介する。 前回の「天狗舞」と同じく、石川県白山市にある「小堀酒造」のお酒。 「天狗舞」と比べるとマイナーな印象だが、創業は江戸享保時代の老舗である。 明治中期に萬歳楽と名付けられた。 その名は「永遠の(萬歳)豊かさ(楽)を願う…

『天狗舞(石川)』豊かな自然が生み出す加賀の名酒。

本格焼酎が続いたが、今回は久しぶりに日本酒を紹介する。 春先に入れたが、最近やっと完売した。 ちょっと時間がかかってしまった。 なぜなら、日本酒党の常連さんがほとんど飲まなかったこと。 その人はあまり名前の知られていない銘柄を好んで飲む。 この…

『川越』朝堀りの芋にこだわる、希少な手造り芋焼酎。

本格焼酎の記事が続く。 宮崎県にある「川越酒造場」 杜氏は19代目と、江戸時代末期から続く老舗の蔵。 家族経営の小さな蔵で、生産量も少なく希少なお酒だ。 蔵では芋の鮮度にこだわる。 加工する当日の朝に掘った「朝堀り」の芋だけを使用。 使う芋は、宮…