K's MENU Note

シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

日本酒(北陸・甲信越)

『たかちよ(新潟)』果実がテーマの平仮名シリーズ。

常連M氏(58歳)は高学歴だ。 某有名大学の教育学部を卒業して教員免許も持っている。 学生時代のバイトはもっぱら家庭教師や塾講師。 そんなM氏。 小遣い稼ぎに塾講師の採用面接に挑んだところ…。 さて、今回はこちらの日本酒。 造るのは、新潟県南魚沼市の…

『勢起(長野)』明鏡止水の蔵が醸す低温熟成酒。

謹賀新年 今年最初の記事は日本酒で。 「勢いよく」「起きる」という縁起が良さそうな名前のこちら。 造るのは長野県佐久市の大澤酒造。 「明鏡止水」ブランドで知られている。 「勢起(せき)」は同社の低温熟成酒。 今回の一本は… 金紋錦を65%まで磨いた…

『清泉(新潟)』「夏子の酒」のモデルになった蔵元。

常連M氏、58歳(自称FXトレーダー) 最近は生活が厳しいらしく、とある倉庫でバイトを始めた。 愛車の86もついに手放した。 M氏復活への道のりはいかに!? さて、今回はこちらの日本酒。 新潟県長岡市の久須美酒造。 漫画「夏子の酒」のモデルになった蔵元…

『竹葉(石川)』能登の魅力を引き出す酒造り。

野球アプリで速報を見る。 打球が投手に当たり治療中とのこと。 それを見たM氏は…。 さて、今回はこちらの日本酒。 造るのは石川県能登町の数馬酒造。 chikuha.co.jp 創業は1869年。 テーマは「能登を醸す」 能登の魅力を最大限に引き出し、地域に貢献するこ…

『黒龍(福井)』時の流れが育む熟成の旨さ。

オリックス優勝。 いまだ余韻に浸っている。 去年の優勝時はあまりにも久々すぎて、喜び方が分からなかった。 今年は劇的すぎる優勝で、その感動から抜けられずにいる。 この勢いで日本シリーズまで行ったら… さて、今回は秋のお酒を。 造るのは福井県永平寺…

『明鏡止水(長野)』寿が来ることを願って…。

今月始めたFX。 わずか3週間程で撤収した。 惨敗した訳ではない。 およそ3,000円程度のマイナス。 いくらでも挽回できる。 ではなぜ撤収したのか。 と、先にお酒の紹介を。 作るのは、長野県佐久市の大澤酒造。 創業は1869年。 透明感を大切に、米の旨みを表…

『天狗舞(石川)』旨みとキレを持つ夏酒。

「ブルサン」というチーズがある。 フランス産のフレッシュチーズ。 滑らかな口当たりとふわっと溶けるような食感が特徴。 これにトーストしたバゲットを添えて提供するメニューが人気だ。 常連M氏もしばしば注文する。 さて、今回はこちらの日本酒。 造るの…

『黒龍(福井)』永遠へつながる一献。

世間はお盆休み真っ只中。 私は特に休みなく普通に営業している。 ただ飲み屋の8月は厳しい。 行楽など出かける人が多くなる。 暑すぎるのも良くない。 どうしたものかねぇ。 さて、今回は夏限定の日本酒。 造るのは福井県永平寺町にある黒龍酒造。 日本有数…

『真澄(長野)』七号酵母回帰のフラッグシップ。

どんよりした日が多い。 梅雨だから、しょうがないね。 この季節には紫陽花が似合う。 (近くの神社にて撮影) さて、今回はこちらの日本酒。 真澄 漆黒 KURO カラフルな紫陽花とは対照的に真っ黒。 造るのは長野県諏訪市にある宮坂醸造。 七号酵母発祥の酒…

『羽根屋(富山)』フレッシュで芳醇な生原酒。

歳を重ねると言葉がスムーズに出てこない事がある。 酒が入ればなおのこと。 ある夜、常連M氏と焼き肉の話題に。 …と、先にお酒の紹介を。 造るのは、富山県富山市の富美菊酒造。 過去の羽根屋は… kimama2016.hatenablog.jp kimama2016.hatenablog.jp 今回の…

『八海山(新潟)』いつまでも飲み飽きしない食中酒。

オリックスの日本シリーズ出場が決まった。 セ・リーグはヤクルト。 この結果を予想した人が一人でもいただろうか。 2年連続でリーグ最下位だった両チーム。 それが今年は日本一をかけて対戦することになる。 楽しみな反面、いまだに現実として受け入れられ…

『羽根屋(富山)』旨みの乗った「ひやおろし」

11月になった。 今年も残すところあと2ヶ月。 悪夢のような2021年はどんなフィナーレを迎えるのか? さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、富山県富山市の富美菊酒造。 全てのお酒を大吟醸のように手間暇かけて醸す蔵。 fumigiku.co.jp 過去の羽根屋。 kima…

『越乃白雁(新潟)』綺麗な水と高精白の米で仕込む。

10月も後半に入って急に冷え込んできた。 このまま冬に突入か!? さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、新潟県長岡市にある中川酒造。 創業は明治21年の老舗。 西山連峰から流れる清廉な伏流水で酒を仕込んでいる。 www.koshinohakugan.com 過去の越乃白雁…

『鶴齢(新潟)』淡麗旨口を目指す酒造り。

最近「歳とったなぁ」と思う。 実感するのはこんな場面。 傷がなかなか治らない。 固有名詞が出てこない。 よくむせる。 眼の中の蚊が増えた。 〇〇のキレが悪い。 …等々。 すべての人が平等に歳をとる。 だから気にしない。 さて、今回はこちらのお酒。 造…

『羽根屋(富山)』羽のように軽やかな富山の銘酒。

私は社会に出て以来、ずっとサービス業に携わっている。 ゆえに「デスクワーク」は未経験だ。 そんな私は「テレワークなんて最高じゃん!」と思う。 しかし実際やってる人にとってはそうでもないらしい。 さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、富山県富山市…

『根知男山(新潟)』雪深い根知谷で全て完結する蔵。

今週から20時まで(酒の提供は19時まで)の限定で営業を再開した。 色々な制限はあるが、酒が出せれば少しはマシ。 とにかくリバウンドしての再宣言だけは勘弁してほしい。 さて、今回はこちらのお酒。 造るのは、新潟県糸魚川市にある渡辺酒造店。 創業は明…

『大信州(長野)』リンゴのような果実感あふれる酒。

昨日は「母の日」だった。 私には齢80になる母がいる。 車で1時間足らずの所に住んでいるが、コロナのせいでもう1年以上会えていない。 今年の夏頃には会えるかな?と期待していたが、今の状況では微妙だ。 せめてワクチン接種がスムーズに進むことを願う。 …

『明鏡止水(長野)』落ち着いた味わいの辛口純米酒。

正月の風物詩のひとつが「箱根駅伝」。 今年も色々なドラマがあったが、母校の東洋大学について触れておく。 今回の東洋は前評判は低かったが、終わってみれば総合3位。 昨年途切れた連続3位以内(11年連続)に1年で返り咲いた形だ。 その11年間を振り返ると…

『凌駕(新潟)』熟した旨みとすっきりした辛さ。

リラックスは大切だ。 流れに任せて生活していると、ついつい忘れがちになる。 そこで最近は意識してリラックスタイムを作るようにしている。 その時に使っているのが「アロマ diffuser」 火を使わず超音波で香りを広げるもの。 これがなかなかいい。 アロマ…

『萬歳楽(石川)』山廃らしい酸と旨みが際立つ酒。

最近「疲れやすいなぁ~」と感じる。 ちょっと前なら 「これじゃダメだ。もっと鍛えないと。」と考えた。 でも今は自分と喧嘩しないようにしている。 疲れたら休む。 回復したら動く。 それでいい。 それが自然だ。 さて、今回は「めでたいお酒」を紹介する…

『高千代(新潟)』無調整の生原酒をひと夏熟成。

10月になった。 酒税法が改正になり、一部の酒類の税金が変わる。 詳しく知りたい人は自分で調べておくれ。 日本酒は1800mlあたり18円の減税になる。 これで日本酒の消費が盛り上がるとは思えないが… それでも「減税」のイメージはポジティブだ。 さて、今回…

『梵(福井)』氷温熟成の奥深さ、ここにあり。

「時不知(ときしらず)」と呼ばれる鮭をご存じだろうか。 鮭は本来秋になると産卵のために遡上するのだが、稀に5,6月に戻って来るものがいる。 産卵を終えた秋鮭と異なり、丸々太っていて脂乗りも最高。 そんな鮭を人は「時不知(ときしらず)」と呼ぶ。 造…

『越後鶴亀(新潟)』レトロなラベルが印象的。

私は飽きっぽい性格だ。 ずっと継続していることや、好きで追いかけているものがほとんど無い。 老いていくにあたり、これはちょっと寂しい。 常に新しいものを追いかければ良いが、徐々に出来ることが限られてくる。 さて、どうしたものか。 今回はこちらの…

『越乃白雁(新潟)』新品種「新之助」を使った一本。

東京都のコロナ新規感染者数が高止まりしている。 そして感染者の多くが20~30代の若者だ。 だが20~30代の多くが感染者、というわけではない。 それでも若者たちが飲みに来ると、店にはある種の緊張感が走る。 そんな中で22日から「Go To キャンペーン」が…

『神渡(長野)』すっきりとしてバランスの良い一本。

今日は七夕。 いつもはスルーだが、今年は短冊に書きたい事がたくさんある。 「コロナが終息するように」 「自然災害がこれ以上起きないように」 「自分と家族の健康」 「お店の存続」 「世界平和」 「オリックス5割(苦笑)」…。 こんなときは何でもいいか…

『早瀬浦(福井)』地元の漁師に愛される酒。

東京都のコロナ新規感染者数もめっきり少なくなった。 季節的なものか?はたまた自粛の効果なのか? いずれにせよ緊急事態宣言の解除は秒読みだ。 思えばこの2ヶ月あまり…。 コロナのことしか書いていない。 それほど衝撃的な日々だった。 日常生活が激変し…

『吉乃川(新潟)』歴史のある蔵が造るふくよかな酒。

コロナ休業に入ってから、家でテレビを見ることが多くなった。 その中で好んで見ているのが、太田和彦氏の居酒屋を巡る旅番組。 数年前の再放送だが、十分楽しい。 今は行くことができない「旅」や「呑み」の気分を味わえる。 また太田氏の朴訥な語り口に、…

『常きげん(石川)』霊峰白山を望む加賀で醸す酒。

当面、夜間の営業を自粛している。 ランチは「条件付き」で営業している。 営業時間と入店人数を制限し、メニューは丼ものが中心。 短時間でサクッっと食べて頂くつもり。 しかし、日中に店を開けていると…。 昼呑みの老人たちがやって来る。 行きつけのカラ…

『久保田(新潟)』言わずと知れた新潟の銘酒。

過日体調を崩したが、だいぶ回復してきた。 やはり無理はいけない。 歳を考えろ、ってことだ。 健康診断は毎年受けている。 何も引っかからない。 だからといって歳には勝てない。 思考の切り替えが必要である。 ちなみに健康診断の基準値は、以前より厳しく…

『〆張鶴(新潟)』新潟産「越淡麗」で仕込んだ一本。

忘年会もピークを過ぎた。 例年より少な目だが、週末はそれなりに盛り上がった。 ところで「3010運動」なるものをご存じだろうか? 日本ではいわゆる「フードロス」が年間621万トンもあるという。 それを少しでも減らそうと一部の省庁が呼び掛けている運動。…