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シングルモルトに純米酒、そしてカクテル。

2020-01-01から1年間の記事一覧

『グレンドロナック』素朴な味わいハイランドモルト。

2020年、最後の記事になる。 この1年も日本酒を取り上げることが多かったが、〆はやっぱりシングルモルトで。 東ハイランドのフォーグという地にあるグレンドロナック蒸留所。 歴史は古く、創業は1826年。 詳しくは専門サイトに譲るとして、大きな変化の一部…

『乾坤一(宮城)』少量生産で丁寧に仕込まれた一本。

今日は「有馬」記念だ。 今年の競馬もいよいよフィナーレ。 私は穴党なので滅多に当たらない。 にしても、今年は惨憺たる成績だった。 さて、最後にひと花咲かせられるか!? 今回はこちらの日本酒を。 造るのは、宮城県の大沼酒造店。 「みちのくの小京都」…

『トム・アンド・ジェリー』クリスマス・カクテル。

今日はクリスマス・イヴ。 私には関係ない。 世間的にも自粛ムードだ。 せめてホットなカクテルで温まるか。 「トム・アンド・ジェリー」 古いカクテルでレシピは複数存在するが、代表的なものをひとつ挙げる。 【スタンダードな処方】 ダークラム 30ml ブラ…

『凌駕(新潟)』熟した旨みとすっきりした辛さ。

リラックスは大切だ。 流れに任せて生活していると、ついつい忘れがちになる。 そこで最近は意識してリラックスタイムを作るようにしている。 その時に使っているのが「アロマ diffuser」 火を使わず超音波で香りを広げるもの。 これがなかなかいい。 アロマ…

『ジェット 31』ペパーミント・リキュールのNo.1銘柄。

カクテルの記事でしばしば登場するペパーミント・リキュール。 ホワイトとグリーンの2種類がある。 グリーンについては以前書いたので、今回はこちらを紹介する。 フランスで作られるリキュール。 ペパーミント・リキュールとしては、世界No.1のブランド。 …

『ウオッカ・スティンガー』ペパーミントが印象的。

真冬の寒波がやって来た。 寒さが苦手な私にとっては、ここからが正念場だ。 さらに今年はコロナのせいでフトコロも寒い(汗) これでますます冬が嫌いになりそうだ。 まぁ、しょうがない。 せっかくなので今回は冬っぽい一杯を紹介しよう。 カクテル「ステ…

『エズラ・ブルックス』最も優れた「小さな」蒸留所。

昨夜は12月2週目の金曜日。 飲み屋にしてみれば、一年のうちでも1,2を争うくらい売れる日だ。 が現在はコロナ第3波の真っただ中。 見事なまでにスッカスカな一日に。 さすがに穏やかでないが、いまさらジタバタしてもしょうがない。 そんな中でも来てくれる…

『バラライカ』ウオッカ・ベースの定番カクテル。

はてなの無料サービスを使っている。 無料だから文句は言わない。 しかし最近ちょっとウザいのが、自動で設定される「キーワード・リンク」だ。 こんな事があった。 「〇〇のような重厚な味わい」 って書いたら、ご覧の通り。 まさかの「うな重」にリンクが……

『オールドパー シルバー』ハイボール向きのスコッチ。

いよいよ冬の到来だ。 昨年は暖冬だったが、今年はどうか? 私は寒いのが苦手だ。 しかし寒いほど旨くなるものもある。 今回はこちらのスコッチ。 オールドパーの12年ヴィンテージについては以前書いた。 kimama2016.hatenablog.jp 今回の「シルバー」の特徴…

『瀧自慢(三重)』そよかぜのように軽快な吟風50。

12月になった。 新型コロナに右往左往した1年ももう終わりだ。 このブログも3分の1はコロナ関連の記事を書いた気がする。 悪夢のような2020年と共にコロナも消え去ってくれればいいのに。 と思うが、しょせん夢のまた夢。 来年もまだまだ続くのだろう。 今回…

『エル・プレジデンテ』スペイン語で「大統領」

今年も残すところあと1ヶ月。 コロナに始まりコロナで終わる。 日本では安倍長期政権が終わり、米国でもトランプ政権が幕を閉じることに。 先行き不透明な中、世界は何処へ向かうのだろうか? 個人的には平和を願うが… まぁ、無理だろうな。 一段ときな臭さ…

『ノチェロ』イタリア生まれの「くるみ」リキュール。

今年の日本シリーズが終わった。 何ともお寒い内容だった。 にしてもソフトバンクは強すぎる。 それをCSで苦しめたロッテも強い。 昨年までリーグ連覇した西武も強い。 どうやらオリックスの最下位はそんなに卑下することでもない。 リーグが違えば、きっと……

『香取(千葉)』低精白、無濾過・無添加の純米酒。

千葉県というと日本酒のイメージはあまり湧かないが、それなりに酒蔵はある。 ただし名の知れた銘柄は多くない。 ウチの店でも初めて千葉の酒を入れた。 造るのは、香取郡神崎町にある寺田本家。 茨城県との県境、利根川沿いに建つ。 創業以来340年以上の歴…

『ミリオネーア』「億万長者」を意味するカクテル。

トランプが負けて、コロナがヤバいことになってる割には株が高い。 経済の実態と大きく乖離している。 株価は先行指標なので、これから経済が回復するのかもしれない。 しかしそうとは思えない。 ただ単に余ったマネーが株式市場に流れ込んでいるだけな気が…

『バルデスピノ イザベラ』甘口のクリームシェリー。

前回に続きもう1本、シェリー酒を紹介する。 その前にまずシェリー酒独自の製法「ソレラシステム」について触れておこう。 「ソレラシステム」とは…。 シェリー酒は3~4段に重ねられた樽を利用して熟成する。 下に行くほど古い(熟成の長い)シェリー酒が詰…

『バルデスピノ ティオ ディエゴ』辛口のシェリー酒。

だいぶ冷え込んできた。 いよいよ冬がすぐそこに。 この季節になると不思議と飲みたくなる酒がある。 熱燗? お湯割り? いや「シェリー酒」だ。 なぜ?と問われると返答に窮するが…。 シェリー酒とは? 簡単に言えば、スペインで造られている酒精強化ワイン…

『瀧自慢(三重)』のど越しの良さとキレを追求。

店をやってると、頻繁に営業TELがかかってくる。 以前はキャッシュレスやネット販促が多かったが… 最近はデリバリーや新電力系が多い。 女性の営業さんだったら少しは話しを聞くが(おいおい) 男だったら聞く耳は持たない。 バイトのフリして切るだけだ。 …

『ブラックホーク』米国生まれのショートカクテル。

大統領選挙を見ていて思う。 「米国って不思議だなぁ。」 日本的視点で見ると理解に苦しむ。 当然、国の制度も違うし、歴史や国民性も違う訳だが、 それにしても、ねぇ。 なぜ選挙がこんなグダグダなんだ? そうならないようにまず制度を改めろや、と思うの…

『アプリコットブランデー』芳醇な杏子リキュール。

プロ野球。 各球団の「戦力外通告」が始まった。 仕方ない面もあるが、ちょっと辛い。 埼玉西武ライオンズに多和田真三郎という投手がいる。 2015年のドラフト1位。 2018年に16勝を挙げリーグ最多勝。 オリックスにとっては天敵で、手も足も出なかった。 「…

『米鶴(山形)』300年を超える歴史を誇る酒蔵。

明日は米国の大統領選挙。 結果次第では世界が動きそうだ。 しかしそんなの関係ない。 私は今日もオリックスネタを書く。 私のブログだ。それでいいのだ。 今回のオリドラ1位は 福岡大大濠高校の山下舜平大(しゅんぺいた)投手。 身長188cm、最速153kmの、…

『スカリーワグ』スペイサイド・モルトのブレンド。

10月ももう終わり。 今年も残りわずかになった。 そして野球はホークスがリーグ優勝。 間もなくGの優勝も決まるだろう。 ドラフト会議も終わり、異例ずくめのシーズンも幕を閉じる。 さて、来年はどうなるか? ・・・・・ 今回紹介するのはこちらのウイスキ…

『駿(福岡)』 筑後川水系「名水の郷」で醸される酒。

秋のGⅠシーズン。 今年は2頭の無敗3冠馬が誕生するという歴史的な年になった。 牡馬コントレイルに、牝馬のデアリングタクト。 コロナ禍の中で夢をくれる見事な活躍だった。 個人的な馬券は惨敗だったが…(涙) さて、今回は「馬」を連想させるこちら。 造る…

『ジョニーウォーカー ダブルブラック』深い旨みあり。

このブログに欠かせない常連M氏。 私と同年代のおっさんで、ネタの尽きない人だ。 そんな氏の帰らざる日々の失敗談。 時は1981年11月。 今は無き後楽園球場で行われた「アリス解散コンサート」 友人3人と行く予定のM氏だったが… 待ち合わせの時間に少し遅れ…

『オーロラ』カクテル言葉は「偶然の出会い」

飲み屋のカウンターで男女が出会う。 その出会いが恋愛にまで発展する。 映画やドラマの世界ではよくあることだが、現実にはそう多くない。 ましてや結婚までたどり着くとなると、これは奇跡に等しい。 常連のW氏は、そんなドラマティックな経歴の持ち主だ。…

『司牡丹(高知)』土佐を代表する超辛口の純米酒。

近所に新しく焼き鳥屋がオープンした。 行ってみたいが営業時間が被るので簡単ではない。 先日、暇な日があったので早めに閉店して足を運んだ。 その焼き鳥屋も暇そうで、ひとりの店員さんが外の様子をうかがっている。 中をのぞくと客の姿は無い。 そしても…

『美丈夫(高知)』すっきりの中に旨みのある食中酒。

飲み屋の営業が終わった深夜。 チャリで帰宅していると、よくお巡りさんに職質される。 コロナが広まってからは無かったが、先日久しぶりに止められた。 その時脳裏に浮かんだのは… 自粛中さんざん見ていた「サンドウィッチマンの職質コント」 思い出し笑い…

『リトルミル 1992』今は無き蒸留所の希少なモルト。

自宅で何本か、レアなウイスキーを保管している。 別にコレクターではないので、いずれ開栓するつもりだ。 しかし昨今のウイスキー人気、そして高騰を目の当たりにすると、ちょっと戸惑う。 何かの記念日に、少しずつ開けようと思っている。 ところがだ。 こ…

『萬歳楽(石川)』山廃らしい酸と旨みが際立つ酒。

最近「疲れやすいなぁ~」と感じる。 ちょっと前なら 「これじゃダメだ。もっと鍛えないと。」と考えた。 でも今は自分と喧嘩しないようにしている。 疲れたら休む。 回復したら動く。 それでいい。 それが自然だ。 さて、今回は「めでたいお酒」を紹介する…

『スロー・ジン』スローベリー(西洋すもも)のお酒。

私は50代半ばのおっさんだ。 今更ながら、人生「下り」に入ったと感じている。 「上り」はいい。 がむしゃらに突っ走ればいいし、何と言っても「頂上」という目標がある。 「下り」はそうは行かない。 慎重さが求められるし、目標は「安全に下山すること」だ…

『高千代(新潟)』無調整の生原酒をひと夏熟成。

10月になった。 酒税法が改正になり、一部の酒類の税金が変わる。 詳しく知りたい人は自分で調べておくれ。 日本酒は1800mlあたり18円の減税になる。 これで日本酒の消費が盛り上がるとは思えないが… それでも「減税」のイメージはポジティブだ。 さて、今回…