私は50代半ばのおっさんだ。
今更ながら、人生「下り」に入ったと感じている。
「上り」はいい。
がむしゃらに突っ走ればいいし、何と言っても「頂上」という目標がある。
「下り」はそうは行かない。
慎重さが求められるし、目標は「安全に下山すること」だったりする。
その下山期をいかに生きるか？
これがなかなか難しいのよ。
さて、今回はこちらのお酒。
造るのはドライ・ジンのメーカーとして有名な、イギリスのタンカレー・ゴードン社。
このお酒「スロー・ジン」という名前だが「ジン」ではない。
「スロー・ベリー（西洋すもも）」をゴードン社のジンに漬け込んだリキュールである。
着色料不使用で自然な色合い。
アルコール度数は26%。
香りはベリー系のやや尖った香り。
ある種「芳香剤」のような（失礼）
口に含むと芳醇な甘みとコク。
それを適度な酸味が引き締める。
カシス・リキュールのような粘度はなく、サラッとしたボディ。
甘酸っぱくフルーティだが…
鼻腔に残る芳香剤的な香りがどうにも気になる。
まぁ、ストレートで飲むことはそう無いだろう。
店ではオレンジジュース、又はグレープフルーツジュース割りで提供している。
甘ったるくないので、さっぱり系が好きな女子に評価が高い。
このリキュールを使ったカクテルが、他にいくつか存在する。
おいおい紹介しようと思う。
・・・・・
人生を下山するにあたり、必要なことは何か。
最近思うのは…
感覚を下山モードに合わせる。
車で言えばシフトダウン。
トップギアでは下れない。
もうひとつ。
時間軸を下山モードに合わせる。
ゆっくり流れる時間があるはず。
でもねぇ。
これがなかなか難しいのよ…。
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