常連TY氏には持病があって、定期的に通院している。
基本は薬だけらしいが、病院で処方箋を出してもらわないとならない。
よくなるといいね。
さて、今回はこちらのシングルモルト。
蒸留所の創業は1825年。
スコットランド東部の古代都市、ブレヒンに建つ。
所有者は目まぐるしく変わったが、2003年に買収したアンガス・ダンディ社が現在も所有している。
グレンカダムはザ・スコッチ「バランタイン17年」の構成原酒として知られる。
いわゆる「バランタイン魔法の7柱」の1柱だ。
今回の1本はスタンダードな10年ビンテージ。
穏やかでしっとりとしたモルト香。
完熟果実(オレンジ?)のニュアンス。
落ち着いて滑らかな口当たり。
甘みと香ばしさを感じ、奥に微かな燻香。
地味と言えば地味だが、ハイランドらしいナチュラルで素朴なイメージ。
加水してみる。
フルーティな香りが広がる。
しっとりしてよりまろやかになる印象だが、大きな変化はない。
派手さはないので、ゆっくりじっくり付き合って微妙な表情を探したい。
・・・・・
私「薬だけもらえないの?」
TY氏「放射線を出してもらわないとダメなんだ」
私「放射線??」
TY氏「あぁっ、処方箋ね、処方箋!」
私「放射線を出す医者ってどないやねん!」
TY氏「・・・・・」
言い間違いがレジェンドに近づいてきた!?
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